2017年1月4日水曜日

カリフォルニア大学の授業料、280万円!







今日、ロサンジェルスタイムズ
のホームページを開けたら、
しょっぱなに載っていたニュースは、
UCバークレーで学費値上げに対して
行進する学生の写真でした。

カリフォルニアに住所のある学生の
17年−18年の学費は、
11,502ドルプラス、
スチューデントサーヴィスフィー
が1,128ドル。

でも値上がりした336ドル分は
ファイナンシャルエイドでカヴァー
されるので、
実質上の値上がりにはならない
とのこと。


問題は他の州から来た学生の
授業料です。

今ですら26,682ドルもするのが、
値上がり後には、
28,014ドル。

1ドルが100円としても280万円、
今のレートだと3百数十万円です。


州立大学でこの高額です。


卒業しても学生ローンの支払いに
窮する人の話を聞いたり、
ニュースでも見たりしますが、
もし州外の学生の授業料を4年間払い
続けるとしたら、
莫大な金額です。


調べてみたら、日本の早稲田大学
の学費がだいたい年間120万円ほどでした。
もちろん一番高い学部だと
170万円ほどにもなりますが。


例えばオレゴン大学では
オレゴン在住の学生の授業料が
1万ドルちょっと。

でも州外から来た学生が払うのは
33,441ドル。
カリフォルニア大学よりも高いです。


アメリカは公立大学ですら
授業料はこんなにも高額になっていました。



フラッグスタッフにあった
北アリゾナ大学の学生数が増大
し続けるのも無理はありません。

学費がまだこれほど高額ではなく、
しかも近辺のいくつかの州から来る
学生には近隣州割引があるので、
それも1つの魅力となっているからです。



 ✨ ✨ ✨


かつて私が学生時代に体験した
学生運動(らしきもの)は、
「学費値上げ反対闘争」から始まりました。


当時は地方から出て来て、
アルバイトをしながら授業料を自分で
払って自活している学生も
少なからずいました。


学費値上げ反対から始まった
運動は、やがて学内のあらゆる矛盾究明、
差別反対運動を巻き込み、
広がって行きました。


バークレーの学外をマーチする
UCバークレーの学生たちの写真を見て、
どういう形であれ、
反対という)<意思表示>をすることの
重大さを、日本の学生ひいては
日本人全部が認識しないと、
とつくづく思いました。


大変なことが起こってからでは
遅すぎるのですから。



 


  











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