2017年1月10日火曜日

サンタフェ、ジャン・コクトーシアターで「ミフネ」を観る








(車は)そこに停めたらいいよ、
と映画館の男性が教えてくれた、
目の前の駐車場。

まあよくこんな発想が生まれるものですよね。

アルバカーキという、ダサい田舎の都会
から来ると、
目につくいろんなものが
アートに見えてしまうサンタフェの町。








アルバカーキでもやっていますが、
サンタフェで観たかったので、
やって来ました。

入るのは初めての、
ジャン・コクトーシアター。








インディペンデント系の映画ばかり
上映する映画館です。

観に来たのは、
ステイーヴン・オカザキという
日系人映画監督の作品、
LAST SAMURAI。

三船敏郎のドキュメンタリーです。






黒澤の「7人の侍」
もやっています。







この映画館がまた小さいのですが、
中にはバーがあり、





カウンターの下のガラスの色が、
変わるんですよね。






本や画集なども売っていて、




シアターへの入り口はこんなつくり。





館内はこんな感じです。



✨ ✨ ✨


映画は期待以上におもしろかったです。


上手く作ってあるし、
何と言っても、ほとんどが日本語(笑)。


黒沢と三船の関係とか、
加藤武、香川京子をはじめとする
黒沢、三船と映画で共演した
俳優たちのインタヴューは
あらためて、人としての三船敏郎を
垣間見ることも出来ました。


あれだけ演技指導にきびしく、
自分の描いた画を完璧に映像にしたかった
黒沢も、三船敏郎に関しては
一切の演技指導もしなかったという事実。

人前では決して出さないけれど、
大変な努力家だったというミフネ。

スピルバーグもスコッセージも
ベタ誉めです。

あの人のあの演技は
天性のものだったのですねぇ。


晩年のスキャンダル等は置いておいても、
やはりみんなミフネが大好きだったのですね。


スティーヴン・オカザキ監督、
すばらしいドキュメントでした。

日本では作られなかったのが
ちょっとさびしいですが、
せめて日系人監督が作って世に出してくれた
ことはありがたいし、
うれしいことです。


もちろん小津も溝口も大好きですが、
もう一度、黒沢明・三船敏郎の
時代劇、ビッグスクリーンで
観たいですね!



0 件のコメント:

コメントを投稿