2015年8月24日月曜日

サンタフェインディアンマーケット 6)朝のコーヒーはFKキンバリーで、モーテルに纏わる物語





金曜日の朝、モーテルでの朝食。

私たちはコーヒーと、
洋梨をいただきました。

私は当然、ファイヤーキングのマグカップで。





彼女がこのモーテルのオーナーの
ドーンさん。

何と、彼女が持っているファイヤーキング、
私も持ってるわよ、
と言ったら、どの色?

どうも彼女もコレクターのようです。


実はこのモーテルですが、
最初、エクスペディアで最後の1部屋、
という部屋を予約したら、
しばらくたって、モーテルから電話。

その部屋はすでに予約済みなので、
他を探して欲しいと言うのです。
でも電話の女性の声も口調も、
何ともやさしくて、優雅なので、
そこで別の部屋はないかしら?
とたずねてみたら、今回泊まった、
予約をしたのとは別のタイプのお部屋
が取れたのです。

外に停めたシヴォレーのトラックは、
モーテルが建った年に合わせて、
彼女がわざわざ探して手に入れたものだと。

なぜ彼女がこのモーテルの経営を
始めたのかも聞きました。

ドーンさんのお母さんが2代目のオーナー
だったのだけれど、彼女が売ったのを買って、
次のオーナーになった人たちが
途中で、支払いが出来なくなり、
それなら、と
銀行で(窓口業務ではない)「バンカー」
として働いていた彼女が買い、
今に至っているのだと。

こっちの(仕事の)方が
ずっと面白いじゃない?と
ドーンさん。

私たちがステイした部屋の
インテリアのこともたずねました。

かつてテッドさんという
カウボーイハットをかぶって、みんなが
ナバホだと思っていた日本人がいたの。

彼がモーテルの部屋にテーマを作ろうと
言って、色々なものを集めて、
あんな風にしたのよ。

だから、それぞれの部屋は
ビリー・ザ・キッドとか、
カラミティ・ジェーンだとかのテーマに
そった作りになってるのよ。

う〜ん、面白い!

朝、朝食を食べに入って来る宿泊客にも
常連さんがけっこういるようで、
彼女の人柄がなせるわざでしょう。

しかも彼女、お母さんはジプシーで、
タヒチ生まれ。

モーテルの従業員とも流暢なスペイン語で
話しています。








私も持っている、ファイヤーキングのマグカップ
を見せてくれながら、
パティオも見てねと勧められ、
外に出てみたら、









まるでアンティークショップ。

どれも売り物らしい。








よく手入れされたプラントやお花。

かわいい椅子やテーブル。






オーナーのセンスの良さと
きちんとした性格が表れています。






使い道がわからないまま、
わが家にも眠ってる、
ミルクグラスの花瓶や何やかや。


⭐️


実はこのモーテル、
私たちが27年前に日本からサンタフェに
引っ越して来た時に、
最初に泊まった場所だったことが
わかりました。

チェックインで車を停めた時のロケーション、
そしてその名前にも何か
引っかかっていたのですが、
そうだったんですよね。

何という巡り合わせでしょう。

人生には不思議なことが
起こるものですね。




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