原発由来の電力が14日、再び街に流れ始めた。九州では約3年8カ月ぶり。11日に再稼働した九州電力川内原発鹿児島県薩摩川内市)の送電開始の日を、市民は様々な思いで迎えた。
 鹿児島市のカレー店「チチビスコ」では14日夕、照明を消し、約20本のろうそくに火をともす「キャンドルナイト」を催した。送電開始にあわせ、電力について考えてもらう狙いだ。企画した市民団体「天文館アトムズ」は再稼働に反対してきた。メンバーの梅北優香さん(43)=同市=は「多くの人が反対する中での再稼働は疑問。反対の気持ちが続いていることを示していきたい」と話した。
 同市の飲食店アルバイト井ノ上裕理さん(28)は2年前、太陽光発電の設備を自作し、自宅アパートに設置した。クーラーも冷蔵庫も使わず、1カ月の電気代は500円ほど。原発に不安があり、電力会社から電気を買うことに抵抗がある。「自分が使う電気の中に原発でつくられた分があるのは残念」と話した。
 一方、「トラブルなく送電が始まって良かった」と話すのは、同市の元中学校教諭の男性(72)。「日本は『エネルギー小国』。原発とはうまくやっていくしかない」と考える。
 川内原発を抱える薩摩川内市の自営業、川畑清明さん(59)は、送電開始のニュースを聞き、福島の被災者のことが頭に浮かんだ。「原発をどうするか、政府は福島の人の声に耳を傾けて判断すべきだった」
 九電玄海原発がある佐賀県玄海町。旅館を営む山口均さん(66)は「やっとここまで来た」と、川内1号機の送電開始を歓迎した。原発が動けば定期検査の際に作業員が多く訪れ、町が潤う。玄海原発も早く再稼働させてほしいという。
 佐賀市の主婦江口美知子さん(65)は「できれば原発からの電気は使いたくない」という。「原発を動かすのは電力会社の経営のためでしょ。なぜ国民が原発事故のリスクを負わないといけないの?」
 福岡県福津市の主婦小林洋子さん(68)も複雑な思いを抱く。「知恵を出し合って、再生エネルギーにかじを切ることを考えなければ。私たちも生活を見直すことが問われている」





朝日新聞のニュースです。


川内原発からの発電が始まったのですね。



かつて70年代から80年代にかけて、

「良心的軍事費拒否の会」

というグループがありました。

今調べてわかったのですが、

石谷行さんという方が1974年に結成された

会のようです。


この会のことを知ったのは、

大学の時の親友、

学生運動のさなかに彼女は大学を中退し、

卒業以来音信は途絶えましたが、

ある時の反核集会で彼女と劇的な再会。


彼女から教えてもらったのが、

「良心的軍事費拒否の会」でした。


大学を中退後も、様々な社会的活動を

していたらしい彼女に、

私はショックと大きな刺激を受けました。



⭐️


原発からの電力を供給する電力会社への、


何らかの抵抗方法はないものか。


そんなことを考えていて、ふと、この

「良心的軍事費拒否の会」のことを

思い出したのです。

この会では、税金のうちの防衛費分の、

6.4%を払わないというものでした。


「陸海空軍及びその他の戦力は、これを保持しない」

という憲法の条文からの主張でした。


原発からの電力需給が、

いずれかの憲法の条文に反するという根拠が

見つかれば、

「良心的原発由来電力費拒否」

も可能ではないのか。


ドイツのあの小さな村から始まったように、

自分の村で使う電気は、

自分たちで作り出すという、

小さな共同体や自治体が出て来たら、

そしてそれが大きな流れにつながって行けば。



単純に考えて、ゴミの処理方法も

定かではない、

いえそのゴミが一番やっかいだということも

周知の事実なのに、

それでもそんなゴミを生み出すこと(原子力発電)

をまだやるかなあ‥‥。



⭐️


今日、ホールフーズで話した

プロデュース担当のクリスはコロラド出身で、

先週、ヴァケーションでコロラドに行っていました。

例の、金鉱山からの有毒排水の流出の話を

したら、コロラドにもたくさんの鉱山があるのだと。


アリゾナには多くのウラン鉱山があり、

閉坑になっても、当時のまま、

クリーニングもされていない場所が

いっぱいあります。



採ったら、採りっぱなし。

掘ったら、掘りっぱなし。

用がなくなったら、後片付けもしない。


それもこれも<経済>優先の結果。


頭の中はぐるぐるぐると、

様々なことが入り混じって、

複雑な思いで夜を過ごしている私です。