3年8カ月ぶりの送電、市民の思いさまざま 川内原発
2015年8月15日05時10分
鹿児島市のカレー店「チチビスコ」では14日夕、照明を消し、約20本のろうそくに火をともす「キャンドルナイト」を催した。送電開始にあわせ、電力について考えてもらう狙いだ。企画した市民団体「天文館アトムズ」は再稼働に反対してきた。メンバーの梅北優香さん(43)=同市=は「多くの人が反対する中での再稼働は疑問。反対の気持ちが続いていることを示していきたい」と話した。
同市の飲食店アルバイト井ノ上裕理さん(28)は2年前、太陽光発電の設備を自作し、自宅アパートに設置した。クーラーも冷蔵庫も使わず、1カ月の電気代は500円ほど。原発に不安があり、電力会社から電気を買うことに抵抗がある。「自分が使う電気の中に原発でつくられた分があるのは残念」と話した。
一方、「トラブルなく送電が始まって良かった」と話すのは、同市の元中学校教諭の男性(72)。「日本は『エネルギー小国』。原発とはうまくやっていくしかない」と考える。
朝日新聞のニュースです。
川内原発からの発電が始まったのですね。
かつて70年代から80年代にかけて、
「良心的軍事費拒否の会」
というグループがありました。
今調べてわかったのですが、
石谷行さんという方が1974年に結成された
会のようです。
この会のことを知ったのは、
大学の時の親友、
学生運動のさなかに彼女は大学を中退し、
卒業以来音信は途絶えましたが、
ある時の反核集会で彼女と劇的な再会。
彼女から教えてもらったのが、
「良心的軍事費拒否の会」でした。
大学を中退後も、様々な社会的活動を
していたらしい彼女に、
私はショックと大きな刺激を受けました。
⭐️
原発からの電力を供給する電力会社への、
何らかの抵抗方法はないものか。
そんなことを考えていて、ふと、この
「良心的軍事費拒否の会」のことを
思い出したのです。
この会では、税金のうちの防衛費分の、
6.4%を払わないというものでした。
「陸海空軍及びその他の戦力は、これを保持しない」
という憲法の条文からの主張でした。
原発からの電力需給が、
いずれかの憲法の条文に反するという根拠が
見つかれば、
「良心的原発由来電力費拒否」
も可能ではないのか。
ドイツのあの小さな村から始まったように、
自分の村で使う電気は、
自分たちで作り出すという、
小さな共同体や自治体が出て来たら、
そしてそれが大きな流れにつながって行けば。
単純に考えて、ゴミの処理方法も
定かではない、
いえそのゴミが一番やっかいだということも
周知の事実なのに、
それでもそんなゴミを生み出すこと(原子力発電)
をまだやるかなあ‥‥。
⭐️
今日、ホールフーズで話した
プロデュース担当のクリスはコロラド出身で、
先週、ヴァケーションでコロラドに行っていました。
例の、金鉱山からの有毒排水の流出の話を
したら、コロラドにもたくさんの鉱山があるのだと。
アリゾナには多くのウラン鉱山があり、
閉坑になっても、当時のまま、
クリーニングもされていない場所が
いっぱいあります。
採ったら、採りっぱなし。
掘ったら、掘りっぱなし。
用がなくなったら、後片付けもしない。
それもこれも<経済>優先の結果。
頭の中はぐるぐるぐると、
様々なことが入り混じって、
複雑な思いで夜を過ごしている私です。
今の自民党も選挙の時だけは脱原発を掲げて自然エネルギーでの発電等を推進すると言っていました。
返信削除風力や水力、火山を利用した地熱での発電等に政府が助成金を出していれば日本の経済や地域の活性化も少しは進んでたのではないかと思うと悲しくなります。
アメリカのアリゾナの鉱山やコロラドの鉱山の話でも原発でも利益や目先の欲のことしか頭にない人ばかりで。
どうすれば自然や命を優先して貰えるのか、彼らを変える方法はないものかと思うばかりです。
そもそも<経済優先>の先にあるのが、一体人間の幸せなのか。
返信削除為政者は1年先ではなく、100年先を見据えて政治をするのが
真の姿だと教えてくれたのは、藤沢周平さんでした。
<経済優先>を推し進めた結果が今の日本も含めての先進国の姿だと
したら、この理念が地球破壊の方向に向かっていることだけは、
明らかでしょう。
90代の戦争体験者の方々が、戦争の怖ろしさを語り継いでくださっている
ように、今の私たちも、少なくても、福島の恐怖は語り継ぐことは
出来ますよね。
原子力も人殺しの出来る<軍隊>も要りません。
その思いだけはしっかりと胸においておきたいと思います。