「人の物を盗まない、騙さない、嫉妬しない、
威張らない、悪に加担しない、そういうの、
すべて守ってきたつもり。
唯一常識から外れたことがあるとしたら、
それは、世間と合わせなかったってことだけでしょう」
「それがいちばん大きなことなんじゃないの」
「ううん。世間なんて小さいの。世間は歴史も
作らないし、人も救わない。正義でもないし、
基準でもない。
世間なんて戦わない人を慰めるだけのものなのよ」
世間は人を救わないどころか、時に人を
陥れもする。正義どころか不義。
死んでも基準なんかじゃない。
これは私が日本で、若い頃から身にしみて感じたこと。
私の中では、母=世間=日本という図式が
出来上がってしまったのでした。
だから私は奥田英朗が主人公の母親に言わせた
この言葉に思わずそうだ!とうなづいたわけです。
火があれば国家はいらない
と言ったのは藤原新也です。
何かそれに通じるものを感じた
<サウスバウン>でした。
外は3℃。
短い週末を
楽しみましょう。
今夜のワインはトレイダージョウで買った、
2009年CHARIOT GYPSY。
すごく安いけれど、美味しいブレンド赤ワイン。
1ケース買っちゃいました。
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