2011年3月2日水曜日

小学校での英語教育

読売新聞の教育欄
小学校英語のシリーズ(1)研修不足という
記事を読みました。

義務教育の中学校で3年、(個人的にはどうして
義務教育にしないんだろうと思っている)高校で3年。
計6年間も英語を習っているはずなのに、
英語が出来ない(と思っている)日本人は
いまだに多いです。

個人的な経験ですが、私は中学校の修学旅行で
行った鎌倉の大仏で、やはり見学に来ていた
アメリカ人の水兵さん
(古い言葉ですね!<苦笑>。今思えば海兵隊員)
に色々話しかけたのを覚えています。
アメリカ人がいる、学校で習っている英語を
実際に使って話してみたい!
私の興味はただそれだけ。
手持ちの、教科書で習った文法と例文だけで
会話をしたのです。
でもそんなことをしたのは学年で私だけでした。


私が思うに、(老若男女の)日本人の中に
今も巣食うアメリカ人へのコンプレックス
(そんなもの感じる必要は全くないのに)。
未知の言語、英語に対する恐怖感
(日本語より断然シンプルで単純な構造の言語なのに)。
それが日本人の英語の習得を
ハードルの高いものにしているのではないかと。


私が中学校の時に通った(英語)塾の先生は
教科書を暗記させ、(米語の)発音を
徹底的に叩き込まれました。
work と walk 、 sink と think   she と  see 、
 write と  light、read  と  lead 、  heart と  hurt
の違いなどなど。

そのうちフォニックスなどと言う言葉は知らなくても
いつの間にか発音を聴けばスペリングが
出来るようになる。
そしてそうなって来れば、勉強も面白くてしかたがない。

というのは私の経験ですが、
(英語とアメリカ人に対する)コンプレックスをなくさせる、
学習を楽しい、面白い、興味深いものにする。
これが最初のとっかかり。

でも今ですら(多分)オーヴァーワーク気味の
小学校の先生に、英語教育まで負担を強いるのは
ちょっと厳しいのではないかと思いもします。


ショック療法は<英語>を英語で教えること。

以前LAで知り合った日本人の男のコ。
日本の学校では英語の成績は1か2。
中学校の英語どころかローマ字もあやふや。
でも留学したカレッジで右も左もわからないまま
必死に勉強して、2年制のコミュニティカレッジを
卒業しました。
こんなに英語を勉強したのは初めてだ、と
本人も話していました。
こういう例もあります。


(我々日本人にとって)文法がややこしい、
発音が難しい、文字が書きにくい、
などなど、世界には様々な言語が存在します。
思うにその中でも英語は<易しい>部類に属する
言語ではないかと。

ロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、等の文法、
フランス語、中国語、朝鮮語、ポルトガル語
等の発音、アラビア語、ヴェトナム語、タイ語
などの表記。
に比べたら、英語のスペリングの何と簡単なこと。

但し、心理的な話をすれば英語と日本語の発想は全く逆。
これはひとつの言語哲学、或いは言語社会学の分野。
日本映画を見ていてその翻訳の正反対の言い回しに、
それを強く感じます。
これも英語を教える際に教えなくてはならない
重要な要素かも知れません。

それと、要は<おしゃべり>になることかも。
話好きな人、負けん気の強い人はアメリカでは
英語の上達が速いような気がします。












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