2016年2月16日火曜日

ケンドリック・ラマーのパフォ−マンスに唖然、2016年グラミー賞










昨夜のグラミー賞のほとんどの
パフォーマンスを私は見過ごしました。

なぜかというと、まず日にちを
すっかり忘れていたこと、
そしてわが家は今、テレビが映らないからです。


それでもすごくラッキーなことに
日本でWOWWOWの中継を見始めた友人が
今テイラー・スウィフトがパフォーマンスを
したよ、とほぼオンタイムでメールをくれたのです。


あわててインターネットでグラミーのサイト
に行きましたが、どうもバックステージの
映像ばかり。
ステージが始まると字幕で伝えるだけ。

今度はオンエアーしている
CBSに飛んでみますが、
先日のスーパーボウルのように
生中継はしていません。

前もってわかっていたらジムに行って
トレッドミルを歩きながらでも観れたのに‥‥。


仕方ないのでアパートのクラブハウスの
中のジムに、飲み物とおつまみ持参で
駆けつけました。


でもアリゾナでの中継が何時に始まったのか
わからなかったのもあり、
観ることが出来たアーティストは
ごくわずか。


ケンドリック・ラマーも
観られませんでした。


それで今日、YouTubeで検索したのが
この映像です。


紹介する俳優、ドン・チーデルの言葉通り、
彼はジャズ、ファンク、ソウル、そして
詩そのものをヒップホップのマスターピース
に仕上げたと。


登場のしかたからしてぶっ飛びました。



彼の作る詩は、
奴隷制度から始まるアメリカの黒人の歴史、
ブラックパンサーや
マーティン・ルーサー・キングJrや
それにまつわる人や事が登場し、
切実でありながら力強く、
聴く人の心にびしびしと響きます。



ロサンジェルスの南に位置するコンプトンには
1度くらい行ったことがあるように
記憶しています。

もちろんこのあたりのフリーウェイ
を走っていれば
Comptonの標識はそこここに出て来ます。

北はサウスゲイトからハンティントンパーク、
そしてダウンタウンLA、
西はホーソン、ガーディナ、
南はロングビーチ、
南西のもっと海側には日本人も多く住む
トーランス、そして高級住宅地である
パロスヴァルデス。


ギャング犯罪で有名なコンプトンに
生まれ育ったケンドリックが、グレもせずに
成長出来たのは、父親が常に
そばにいてくれたからだとどこかで語っていた
そうですが、
どこの国であっても、どんなコミュニティで
あっても、どんな家庭環境であっても
やはり「見守ってくれる誰か」がいる
ということは子供の成長に大きく
影響してくるのでしょうね。


学生時代に読んだラングストン・ヒューズや
リチャード・ライト。

特にラングストン・ヒュースの小説、
詩は私を目覚めさせ、そして心の奥深くまで
感動とショックが消えませんでした。


音楽もスポーツも、この国で黒人なしで
どんなすばらしい作品が、
すばらしい記録が生まれたでしょう。


ケンドリック・ラマーのコンサートに
行きたい!

って3月のフロリダの後は
アメリカから出ちゃうんですよね‥‥。























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