日販の今年のベストセラーは 村上春樹のこの本⬆らしいです。
100万部以上ですから、確かに かなり売れたのでしょうが、
私はこのニュースを見て、本当に?と かなり驚きました。
いくら村上春樹、そして何年ぶりかの 書き下ろし長編とは言え、 話題性だけではないでしょうね、それだけ 売れたってことは。
じゃあ一体売れた要因は何?
今年売れたり、話題になった本の、どこかの 書評で読んだ、 「この作品は、3.11の後だからこそ
書かれるべきだった」という文。
書いた人は本当にそう思ったのかしら。
その書き手はトラウマのことを
挙げていたけれど、
この物語の中で描かれた<トラウマ>と 3.11のトラウマとは比べようもないでしょう、 って言うか、そんなの比べたらいかんでしょう、 と突っ込みたくなる文章。
いえ、私も大好きでしたよ、春樹さん。
「羊をめぐる冒険」 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」 「ダンス ダンス ダンス」
オウム事件のインタヴュー集「アンダーグラウンド」
そして、今や、彼の作品ほど世界中で読まれている 日本の作家はいないかも知れません。
それにしても、です。
3.11以降に彼が世に問うた作品が これ?
って思いません? |
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