めったに、出たばかりの雑誌を日本から 送ってもらうなんてしないのですが、 今回はちょっと義弟に甘えて、 月刊新潮の12月号を送ってもらいました。
黒川創の書き下ろしと、 大江健三郎のインタビュー。 特に黒川創が読みたくて。
Kくん、ありがとう。
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文学と言えば、家人とまたノーベル文学賞 の話になりました。 それと言うのも彼が、この町は まさにレイモンド・カーヴァーの世界だ、と 言い出したからです。
私は今また、まだ読み終えていなかった アリス・マンローの短編集の中の、 Post and Beam を読み始めましたが、 これはちょっと好きかも・・・。
彼女が物語の中で描く人々は、 たとえその人がメインキャラクターでなかった としても、その存在が一点でも、一瞬でも 浮き出るんですよね。 そんな時は、巧いと思ってしまいます。
レイモンド・カーヴァーもそんなに歳でも ない年齢で亡くなり、 中上健次もあんな若さで亡くなりましたが、 この2人にはノーベル文学賞を取ってもらい たかったです。
とは言え、別の私はノーベル文学賞が なんぼのもんじゃい、とも言ってるんですけれどね。
それにしても巷で生きる人間の、細やかな生き様を、 楽ではない人生を歩む人々の葛藤と極楽を 描いてくれる作家が私は好きです。
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