2013年12月13日金曜日

今どきの月刊新潮、ノーベル文学賞、中上健次とレイモンド・カーヴァー



めったに、出たばかりの雑誌を日本から
送ってもらうなんてしないのですが、
今回はちょっと義弟に甘えて、
月刊新潮の12月号を送ってもらいました。

黒川創の書き下ろしと、
大江健三郎のインタビュー。
特に黒川創が読みたくて。

Kくん、ありがとう。



文学と言えば、家人とまたノーベル文学賞
の話になりました。
それと言うのも彼が、この町は
まさにレイモンド・カーヴァーの世界だ、と
言い出したからです。

私は今また、まだ読み終えていなかった
アリス・マンローの短編集の中の、
Post and Beam を読み始めましたが、
これはちょっと好きかも・・・。

彼女が物語の中で描く人々は、
たとえその人がメインキャラクターでなかった
としても、その存在が一点でも、一瞬でも
浮き出るんですよね。
そんな時は、巧いと思ってしまいます。

レイモンド・カーヴァーもそんなに歳でも
ない年齢で亡くなり、
中上健次もあんな若さで亡くなりましたが、
この2人にはノーベル文学賞を取ってもらい
たかったです。

とは言え、別の私はノーベル文学賞が
なんぼのもんじゃい、とも言ってるんですけれどね。

それにしても巷で生きる人間の、細やかな生き様を、
楽ではない人生を歩む人々の葛藤と極楽を
描いてくれる作家が私は好きです。












0 件のコメント:

コメントを投稿