プラザで上がったお家の屋根は、
ちょうど東向き。
待機しているとはしごを上って来た女性。
カルチャーセンターのギフトショップで
働いていたダーリーンです。
まさかのこんなところでのまたまた再会。
彼女も色々大変だったみたいで、
ここんところちっともいいことがない
と嘆いていましたが、
それでも仕事には復帰していて、
それはいいじゃないの、と私。
今回は彼女がいてくれたおかげで、
ダンスやカチーナのこと、
色々説明を受けながら、見ることが
出来ました。
6時前。
あっちへ行こう、と彼女が
言う方へ移動すると、
ちょうど東の丘の上から、
カチーナが降りて来るのが見えました。
何だかアキマの絵を思い出します。
それぞれが、
トウモロコシの実がついた背の高い茎を持って
トウモロコシの実がついた背の高い茎を持って
プラザに入り、それを
プラザの脇に置きます。
プラザの脇に置きます。
ダンスが始まったのは6時過ぎ。
プラザにそろったカチーナと
カチーナマナの周りを、ショールをまとった
女性たちが順番にカチーナに
コーンミールをふりかけて行きますが、
最初はベアークランなの、とダーリーン。
次のグループはイーグルクラン。
そしてコーンクランと続きました。
こういう順番があるのですね。
ダーリーンの説明は続きます。
カチーナはね、これでサンフランシスコ
ピークスに帰るので、
だからもう、体にはジュエリーも、
手首のボウガードもつけてないでしょ。
確かに、そうです。
カチーナたちは右足のひざの裏に
つけた亀の甲羅と
手に持ったラトルでリズムを取ります。
カチーナマナは例のギィギィと鳴らす
楽器を持っています。
3回目のダンスが終わるとダーリーンが、
次はあっちで踊るから、移動しようと、
私たちは急なはしごを怖々下りて、
プラザの外の、
家と家の間の路地へ移りました。
ダーリーン曰く、路地の南側の廃屋は
かつてホピの有名なメディスンマンの
家だったとか。
中はごみの廃棄場所のようになっていました。
そうそう、ダーリーンがカチーナチーフだと言う、
上半身は裸で、腰に白いキルトを
巻いただけの3人の男性の一人は、
日本でもファンの多い
アーティストのベラ(・Tawahongva)でした。
そのダンスで、ベラのような衣装の男性が
もう何人か現われ、
カチーナたちが左手に持った
トウモロコシと身につけたスプルースの
一枝が集められて行きます。
路地なので、カチーナは目の前です。
ダーリーンによると、
集められたトウモロコシはキバで浄められ、
女性たちがそのとうもろこしの実を取り、
明日の朝早く、
カチーナが家々を回って、
女性たちは一握りずつのトウモロコシの
実(種)をもらい、それを来年、
畑に蒔くために置いておくのだそうです。
私のおぼつかない英語聴き取り力で、
何とか理解した内容です。
もしかしたら、間違いがあるかも知れません。
屋根の上からダンスを見ているので、
カチーナマナのあの耳の両側に
蝶々のように結った髪型の、
真ん中に分けた地肌が
はっきりと見えるのですが、
それを見て、ダーリーンが、
あの何番目かは地毛だね、
あ、もう一人、ほらあれも地毛だよ、
と私に教えてくれます。
カチーナマナもカチーナであり、
当然男性なので、
あの髪型のかつらをかぶるわけですが、
男性でも自分の髪の毛で
あの髪を結ってる人もいるのですね。
ルーシーたちは6人姉妹と 2人の男兄弟。 カメラに収まってくれたルーシーとトリニ。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿