少し前にセドナで買ったリングの裏のホールマーク。
ずっとうさぎか鹿の足跡に見えていましたが、
昨日仕事場にやって来たホピのシルバースミス、ウイーバー
(WEAVER SELINA)が教えてくれました。
このマークは<コーン>なのだと。
コーンの片方の穂というかかわの部分がなくて、
それでぱっと見たら動物の足跡に見えていたのです。
作者の名前はRAYMOND SEQUAPTEWA。
例のホピジュエリーの本の彼の名前が載っているページを
開けたら、私はこの人からサインをもらっていました・・・。
ウィーバーが言うには彼は病気になってもうジュエリーは
あまり作っていないのじゃないか、ということでした。
本によると彼もやはりホピギルドでジュエリーの作り方を
学び、シルバーワークを始めたのは1970年。
だから彼のこのリングにもギルドと自分のホールマークの
ダブルマークになっています。
縁のぎざぎざは当時の流行だったようです。
シルバーの銀色と酸化させて黒くした部分の絶妙なバランス。
陰と陽。光と影。モノクロの世界。
ホピOVERLAYジュエリーのシンプルさが私にはたまらない魅力。
いつかまた彼に会えるでしょうか・・・。
会えたらこのリングを見せたいです。
ホピのジュエリーをめぐる旅。
それは私が今の仕事場で働き始めて始まりました。
まるで私に前もって用意されていたかのように。
2度目のアメリカ生活をニューメキシコ州サンタフェで始めた
私(たち)はLA、そしてカリフォルニアとニューメキシコの間の州、
アリゾナの北の町、フラッグスタッフへとめぐり戻って来ました。
それも私が今のようなお店で働かなかったら、あり得なかった旅。
偶然かも知れないし、運命かも知れない。
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