2017年10月6日金曜日

村上春樹とカズオ・イシグロ








家の近くの古本屋さん。


久しぶりにのぞいてみました。


カズオ・イシグロはある?
と聞いたら、
白人の男性がここだよ、と
棚まで案内してくれました。


<ノーベル文学賞受賞!>
なんていうポップがあるわけでもなく、
6〜7冊のパーパーバックが並んでいるだけ。


そこでしばしノーベル賞の話。

ノーベル文学賞の審査基準がわからない
よねえ、と私。

昔はあったと思うけど、去年の
ボブ・ディランでもうめちゃくちゃだよ。


村上春樹は取れなかったねえ、
と私が言うと、
実は僕は村上春樹の方がずっと
好きなんだ、
とちょっと小声で。


日本のニュースも見ていて、
日本の本屋さんでは村上春樹の本を
並べて(発表を)待ってたんだよねえ、と。



そして村上春樹の本はここだから、
とたくさんスペースを占める
別の棚に案内してくれました。


黄色い表紙の「女のいない男たち」
の翻訳本が目に留まり、
これ、読んだ?
と聞いて見たら、
読んだよ。僕は彼の短編はあまり
好きじゃないんだけど、
これは面白かったね。


いつぞやはハリウッドで
オーストラリア人の女のコと、
アルバカーキでは白人の古本屋の
書店員の男性と。

やっぱり世界のムラカミだ!

それにしてももし村上春樹がノーベル賞
を取ったら、
とてつもなく大変な騒ぎになることは
間違いなし。


そんな状況でマスコミへの露出を嫌う彼は
一体どう、対処するのでしょう。


そう言えば、会員用サイトでですが、
村上春樹が好きではない藤原新也ですら、
村上春樹は不当な冷や飯を
食わされている
と書いていました。


私もそう思います。


でもいいのよ、春樹さん。


ノーベル賞なんて知ったことか。



私は死ぬまで(笑)あなたのファンですから。









ということで原書(英語)版を買いました。


16ドルでしたが50%オフ。


私には読み比べは英語の勉強になるので、
頑張って読んでみたいと思います。









それにしても
英語タイトルの <Never Let Me Go >
が日本語で「私を離さないで」。


これはすごく素敵な日本語になって
いますよね。


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