2010年7月31日土曜日

Short Trip to LA  ☆2ヶ国語が話せるって

今回のLAでの買出し&友人に会う旅で
印象に残った人が二人います。
一人は、リトル東京のかつてのミツワ(ヤオハン)が
韓国系のギャラリアマーケットに変わっていて、
そこで親切に私が探している物の置いてある場所を教えて
くださったキムさんです。
お歳は60代くらいでしょうか。
私が探していたものは1階のグロサリーのフロアにはなくて、
雑貨は2階だからと、キムさんはわざわざ2階まで
一緒に来てくれて、探し物を2階のお店の韓国人の店員さんに
きいてくれました。
日本語がお上手ですね、日本に住んでいらしたことが
あるのですか、とたずねたら、そうだとおっしゃっていました。
私もロサンジェルスにいた頃はコリアタウンのギャラリア
マーケットに時々買い物に来ていました。
それがこのリトル東京のミツワを買い取ってギャラリアマーケットに
なっていたのはきいて知ってはいましたが、
場所がら、日本人のお客さんも多いことでしょう。
このキムさんのように、日本語が話せるスタッフがいたら
日本人は何かと助かることでしょう。
ていねいな物腰、人当たりのいい、温和な感じの
こんな方がいるのはとても有難いですよね。
もう一人はニジヤマーケットで、行けばいつもどっさり買い物をする
私たちを色々とヘルプしてくださるKさん。
フロアでふと韓国人のお客さんと韓国語で対応しているKさんを見て
私たちは???。
お話を聞くと彼はいわゆる<元>在日韓国人でした。
3歳で両親に連れられて日本に来て、中学生(か高校生。
すみません、はっきり覚えられていません)の時家族で
日本に帰化されたとのこと。
大学時代に韓国語を勉強して、彼は謙遜されていましたが
私には流暢に聞こえました。
場所がらサウスベイエリアも韓国人が増えています。
Kさんのようなスタッフがいたら、これまたコリアンマーケットでの
キムさんのように、韓国人のお客さんにはうれしいでしょう。
それにしてもKさんは(元在日だと言われても)全く
日本人にしか見えませんでした。
私がそう言うと、
中国残留日本人孤児は日本に戻って来ても
中国人に見えるでしょう。
人間、育ち、環境ですから、と軽くおっしゃっていました・・・。
いつもてきぱきと仕事をされて、氷やら何やら、
私の要望にいつも応えてくれる
Kさんご自身のお話にびっくりした私たちです。
どういういきさつ、生い立ちがあっても、2ヶ国語(二人のKさんは
英語を含めて結局3ヶ国語ですが)が出来るって
いいなあと感じ入った私です。
言語はコミュニケート出来たら、それでいいんですよね。
ダウンタウンのアースカフェで、アクセントはあっても
一生懸命英語でサーヴしたり話かけてくれるメキシカンの
スタッフにも何か、感動すらした私。
下手でも上手くない発音でも、一生懸命の気持ちが伝われば
それでOK。
ほんの少しのアクセントの場所や発音が違うからと
ハァ?を繰り返すアメリカ人とはえらい違いです。
そう言えば今日、仕事場のお店に来たベルギー人のお客さんも
(当然)フランス語訛りの英語を話していましたが
メートル法の話でちょっと盛り上がりました。
今やイギリスとアメリカだけでしょ、ややこしいインチや
フィートや華氏を使うのは。
頑固ですよね、と私が言うと、まあゆっくりね、何て、
私と違って寛容な言葉。
いいなあ、ベルギー人って。
若かりし頃のソフィア・ローレンに似てるわね、と私が
目元がよく似ている娘さんのことをそう言うと、
それをフランス語で奥さんと娘さんに通訳していました。
宝島から<道具としての英語>が初めて出版されたのは
いつごろのことでしょうか。
言葉はコミュニケーションの道具。
コミュニケートして心を通じ合わせるだけなら
伝わればいいのですよね。
そして伝わっていることがわかれば、いくらでも
話し続けられるものなのです、言葉って。
            

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