2014年3月28日金曜日

鬱気分も吹っ飛ぶ、日本語八つ当り、言葉に関わる人のバイブルか?






私は文章のプロでも何でもなく、
星の数ほどある中の、単なる一塊のブロガー。

でもね、きっと自分はこれは書かないという
決まりのようなものはあるのですよね。

それは私自身が使いたくない、書きたくない
言葉だからという理由だけなのですけれど。

私だけの勝手なこだわりとでも言いますか。
はて、この場合の<こだわり>の使い方は
正しいのか否か?、江國さん。


例えばブログの文章の中に、
(汗)、(涙)は書きません。

なぜか、好きじゃない。
でも(笑)は書いてます(笑)。


あと、流行り言葉と言いますか、
<おしゃれ>を<オサレ>、
(全然オシャレじゃない、と思う)
<半端じゃなく>を<半端なく>
(半端じゃなく、て何が悪い?)
とか。





今朝7時半の気温は2℃。
晴れもしたけれど、最高気温は13℃で
風も強くて、何だかグルーミーな1日。

あ、英語使ってる‥‥(笑)。

何となく気分的にぱっとしない1日。

でもね、マックのそばに置いたままの
江國さんの『日本語八つ当り』を
またまた、ぺらぺらと読んでいたら、
もう、おかしくて、笑いながら、
そう、その通り、と心の中で相づちを
打ちながら、鬱陶しい気分もすっ飛びました。



(以下抜粋)

「ここの鮨はいわゆる『仕事』がしてある」
いまをときめく売れっ子女優作家の
”グルメ小説”を読んでいたら、
こんな一行が目に突き刺さった。
なんじゃ、これは。

天皇の料理人だろうが、屋台のおでん屋だろうが、
ものを作って生計を立てているからには
「仕事」をしていることに変りがない。
ただし、仕事の内容となったら
別である。
それをいいたかったら、「いい仕事をしている」
とか、「仕事がていねいだ」とか、
そういってこその日本語だろう。
「仕事をした」というだけで、
「いい仕事をした」という意味合いを
持たせるようになったのは、
プロ野球南海ホークスの”知恵袋”で、
阪神タイガースの監督を短期間つとめて
すぐクビになったドン・ブレイザーの
コメント以来のことだと記憶する。

(ブロガー注:これは知りませんでした。
でもこの使い方は私も、英語から来ている
とは思っていました。
メイジャーリーグの監督や解説者が、
試合の後、「いやぁ、He did his job.」
と、よく言っています。


英語ではきっと、
彼はやるべきことをやった。チームにとって
いい活躍をした、といったニュアンスで
使われている表現だと思います。
ブロガー注:終わり)

「うん、エキサイティングな試合だった、
みんなが、自分の仕事をした」
英語では、それでいいかもしれない。
日本語に、そのニュアンスは、ない。
仕事なら、だれだってしているのである。



(抜粋終わり)



ね、面白いでしょう?


こんなワタクシが言うのもなんですが、
言葉に関わる方々には、
ぜひ、御一読をお薦めしたい本ではあります。

古〜い本かも知れませんが。










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