私は文章のプロでも何でもなく、 星の数ほどある中の、単なる一塊のブロガー。
でもね、きっと自分はこれは書かないという 決まりのようなものはあるのですよね。
それは私自身が使いたくない、書きたくない 言葉だからという理由だけなのですけれど。
私だけの勝手なこだわりとでも言いますか。 はて、この場合の<こだわり>の使い方は 正しいのか否か?、江國さん。
例えばブログの文章の中に、 (汗)、(涙)は書きません。
なぜか、好きじゃない。 でも(笑)は書いてます(笑)。
あと、流行り言葉と言いますか、 <おしゃれ>を<オサレ>、 (全然オシャレじゃない、と思う) <半端じゃなく>を<半端なく> (半端じゃなく、て何が悪い?) とか。
☆
今朝7時半の気温は2℃。 晴れもしたけれど、最高気温は13℃で 風も強くて、何だかグルーミーな1日。
あ、英語使ってる‥‥(笑)。
何となく気分的にぱっとしない1日。
でもね、マックのそばに置いたままの 江國さんの『日本語八つ当り』を またまた、ぺらぺらと読んでいたら、 もう、おかしくて、笑いながら、 そう、その通り、と心の中で相づちを 打ちながら、鬱陶しい気分もすっ飛びました。
(以下抜粋)
「ここの鮨はいわゆる『仕事』がしてある」 いまをときめく売れっ子女優作家の ”グルメ小説”を読んでいたら、 こんな一行が目に突き刺さった。 なんじゃ、これは。
天皇の料理人だろうが、屋台のおでん屋だろうが、 ものを作って生計を立てているからには 「仕事」をしていることに変りがない。 ただし、仕事の内容となったら 別である。 それをいいたかったら、「いい仕事をしている」 とか、「仕事がていねいだ」とか、 そういってこその日本語だろう。 「仕事をした」というだけで、 「いい仕事をした」という意味合いを 持たせるようになったのは、 プロ野球南海ホークスの”知恵袋”で、 阪神タイガースの監督を短期間つとめて すぐクビになったドン・ブレイザーの コメント以来のことだと記憶する。
(ブロガー注:これは知りませんでした。 でもこの使い方は私も、英語から来ている とは思っていました。 メイジャーリーグの監督や解説者が、 試合の後、「いやぁ、He did his job.」 と、よく言っています。
英語ではきっと、
彼はやるべきことをやった。チームにとって
いい活躍をした、といったニュアンスで
使われている表現だと思います。
ブロガー注:終わり)
「うん、エキサイティングな試合だった、 みんなが、自分の仕事をした」 英語では、それでいいかもしれない。 日本語に、そのニュアンスは、ない。 仕事なら、だれだってしているのである。
(抜粋終わり)
ね、面白いでしょう?
こんなワタクシが言うのもなんですが、 言葉に関わる方々には、 ぜひ、御一読をお薦めしたい本ではあります。
古〜い本かも知れませんが。
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