2014年3月10日月曜日

企業の責任、パタゴニアのダウンジャケット、3.11 から3年





今、これを書いているのは、
日本時間で、3月11日、午前10時半。

今から3年前の、あと約4時間後にあの
東日本大震災が起こりました。

地震の大きさと津波の高さとその威力にも、
ニュースを見ていて、怖くて
震えが来ましたが、
次に何が一番懸念されたか。

それは<原発>でした。
原発の事故から来る<放射能>でした。





今日はリハビリの日。
ダウンタウンに出たついでに、
マウンテンスポーツに寄りました。


私はパタゴニアのフード付きの、
ウルトラライトダウンジャケットが欲しくて、
でもダウンジャケットはもう、
4種類持っていて、
そんなにたくさんあってもなあと思いつつも
お店にいたマネジャーのブリトニーと
ダウンJについてしばしの会話。


そこで私の無知さ加減が暴露されてしまった。


今日も私が来ていた黒の薄いダウンJは、
ナノパフシリーズのもので、
中は<ダウン>ではなく、
ポリエステルだったのです。

へ〜え、羽じゃなかったの?!

そこからブリトニーのダウンJに関する
<講義>の始まり。


ちょうど雇われたばかりみたいで、
お客の少ない時間帯に
ブリトニーから商品の説明を受けていた、
白人の(このお店には場違いな服装の)女性が、
あなたの方が(ここで)働けばいいのに、
と笑っています。


以下はブリトニーのお話。


パタゴニアのダウンジャケットに使われる
<羽>はすべて、食用の雁から取られていて、
「死んだ」鳥から取る羽である。

羽だけ取って、あとは知らん顔ではない。

羽がどこで集められたかのトレースが
出来る(出元をたどれる)のは、パタゴニアだけ。

R.E.I. もノースフェイスも、マウンテンハード
ギアも、マーモットもどこも
それ(羽の調達先)には言及していない。


私はずっと、これだけたくさんのメーカーが
ダウンジャケットを生産して、
世界中にダウンジャケットが出回っていて、
そんなに莫大な量の羽を調達した、
羽をむしられた鳥たちが一体、
どうなるのか、
それが一番の疑問でした。


だから、今日、ブリトニーにそう
たずねたのです。






説明を終えた彼女、すたすたと私の前から
離れたと思ったら、
はい、これ、ギフト!

と私にこんな本をくれたのです!











パタゴニアの創始者が書いた本。

自然を脅かさず、人類が必要とするものを
生産するというはざまで、
我々が学ばなくてはいけないという考えは
いまだ、始まったばかり。

そんな文章でこの本は始まります。


タイトル通り「企業の責任」ですよね。


一昨日もこのブログに書きましたが、
今の時代、
消費者も企業のそういう姿勢にもっと
目を向けなくてはいけない時代に来ている
のだと思います。
単に安いから、だけではなく。

ETHICAL

なメーカー、会社に注目です。










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