2017年4月7日金曜日

世界で最大の暴力調達国アメリカ


The one constant of American political life is that the U.S. loves war. Martin Luther King’s 1967 denunciation of the U.S. as “the greatest purveyor of violence in the world today” is more accurate than ever.

Glenn Greenwald


He indicated that his commitment to non-violence left him little choice. “…I knew that I could never again raise my voice against the violence of the oppressed in the ghettos, without having first spoken clearly to the greatest purveyor of violence in the world: my own government.”



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アメリカがシリアの空軍基地を爆撃
のニュースは昨夜入りました。

あ〜あ、またか。

が正直な気持ちです。


シリア政策においてオバマ前大統領を
非難していたトランプが、
議会の承認プロセスも経ずに
突然の爆撃でした。


化学兵器で子供を含む一般市民を
殺傷したから。


もちろん化学兵器は国連で禁止されていますが、
国連の<しばり>がいかほどのものかは
今にいたる世界情勢を見れば明らかです。


アサド政権の肩を持つわけでは全然ありませんよ、
でもアメリカが広島と長崎に落とした
原爆はいったいどうなるの?
と聞きたい。

英語でいうところのcivilian(民間人)
が数十万人も殺されたのですよ。

そんな殺戮を行ったアメリカが、
化学兵器を使ったシリアに
どんな報復をするっていうのでしょう。



私が最初に引用した文は、
アメリカのある左翼サイトから今日
届いたニューズレターのヘッドライン。


Glenn Greenwald さんはベストセラーも
出している政治コメンテイターのようです。


アメリカの不変の政治生活、それは
アメリカという国は戦争が好きだということ。

マーティン・ルーサー・キング牧師がまさに
暗殺される1年前に行った演説の中で

今日(こんにち)の世界において
アメリカは世界最大の暴力調達国だ

と話していたけれど、
今ほどこれが正しい表現だったことは
ないだろう。





私はいつもアメリカは「血ぬられた国」
だという認識で見ています。

まずこの国の創生での<ネイティヴアメリカン>
の殺傷。

その上に立つアメリカ国家です。


それ以降アメリカは自分たちの本土以外の土地で
戦争をしまくりました。

アメリカは戦争が好き、
これが私がヴェトナム戦争当時からアメリカに
抱いたイメージでした。

Greenwald さんのこのコメントに
私が感心したのは、
アメリカ人ですらそう感じている人が
いるのだということです。


2番目の引用は usa today からで、
確かにキング牧師は、
アメリカを世界最大の暴力調達国と
表現しています。


この演説のちょうど1年後に
キング牧師は暗殺されます。




アメリカはイラクと同じミステイクを、
泥沼に足を突っ込んだのか。


日本の新聞で読んだ、シリア人への
インタヴュー記事にあったように、
こういう行為は過激派を刺激するだけ
のように思います。






北朝鮮の核の脅威、今回のシリア爆撃で生じる
アメリカとロシアの緊張。


今すぐとは言わないけれど、
いったい世界は終わるのですか、
ナカタさん?


私は世界一タフなシニアを目指す!


(最近読み直した村上春樹「海辺のカフカ」
にかなり影響されています(笑))















2 件のコメント:

  1. 私もニュース聞いてぞっとしました。どうぞトランプ1期だけで、いや、インピーチメントされて、もっと早くに誰かと交代してくれれば、なんて夫と話しています。

    それはそうと私あなたのブログを見つけて、すっかり虜になりました!毎日読む!

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  2. kreさん、コメントありがとうございます。

    maizeと申します。
    こんなマイナーなブログを見つけてくださり、ありがとうございます。
    どうやって私のブログにたどり着かれたのか、お聞きしたいくらいです(笑)。

    シリアへの爆撃とは関係ありませんが、先日読んだ新聞記事によると、今年の
    カリフォルニア産ワインの量が落ちるのではないかというものでした。

    それはトランプの例の違法移民排除の政策からの予想です。
    だってぶどう畑でぶどうを手摘みするのはほとんどが<undocumented>
    と呼ばれる違法移民のメキシカンたちだからです。

    カリフォルニアワインが好きな私としては、彼らの労働に
    よってこのワインも私のテーブルに届いているということは
    いつも頭のどこかに置いていただいてはいますが。

    みんなが言っていますが、トランプはビジネスのプロかも
    しれないけど、政治のプロではないと。
    まあそんなヤツを世界にも最大級の影響を及ぼすアメリカ大統領
    に選んだ国民もどうなっちゃったんでしょうね。

    シリア攻撃のあとは、それまでトランプに批判的だった共和党の
    古株議員もみんな、手のひらを返したように絶賛です。

    アメリカ人ってpowerとかforceって言葉が大好きなんです。
    戦争は最大の「暴力」です。
    キング牧師はよくわかっていたのですね。

    それにしても、キング牧師のこの演説からもう何十年たち、
    この後もアメリカはいったいどれだけの国で軍事介入、戦争という
    暴力をふるってきたことでしょう。

    出るのはため息ばかりです。

    ブログ、またのぞいてくださいね。




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