2017年4月12日水曜日

ペギー葉山/学生時代 (1964年)








詞も曲もそしてペギー葉山さんの
伸びやかな声も、
パーフェクトな作品と言っていいかも
知れない楽曲「学生時代」。


私が行った高校は公立で、
蔦のからまるチャペルで祈りを
捧げたなんて経験はありませんが、
曲を聴くだけで
情景がくっきりとイメージできる
そんな歌でした。



タイトルの「学生時代」は
作詞作曲をされた方が最初につけた
「大学時代」から
ペギー葉山さんが主張した
「学生時代」に変更になったということも
ウィキペディアで見て
初めて知りました。


「自分は大学には行ってないから」
「みんな大学に行く時代ではないから」
とペギー葉山さんが
「学生時代」をタイトルにしたかった理由
は二つ載っていましたが、
いずれにしろ「学生時代」に決まった
のだそうです。


「大学時代」は詩的ではないし、
音的にきれいじゃないですよね(笑)。


大学に行った人も行かなかった人も
私の「学生時代は」という言い方はするけど、
いちいち私の「大学時代」
私の「高校時代」とは言いませんもの。



✨✨✨



秋の日の 図書館の
ノートとインクのにおい
枯葉の散る窓辺


賛美歌を歌いながら 清い死を夢見た
何のよそおいもせずに 口数も少なく



2017年の今の日本にはおそらく
ありえないにおいや風景。




胸の中に秘めていた 恋への憧れは
いつもはかなくやぶれて 一人書いた日記


誰にもありましたよね、
こんな経験。


ラインもフェイスブックもツイッターも
携帯電話もなかった時代。

家の電話と言えば黒い重たい
ダイヤル式電話機でした。



「学生時代」のレコードの発売は
1964年(昭和39年)、
そしてペギー葉山さんは
翌年の1965年の紅白歌合戦に出場して
「学生時代」を歌ったのですね。




どうやら2019年からは
新しい年号に変わるらしい。


昭和はもっともっと遠くなるのですね。









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