2011年11月11日金曜日

アメリカでの接客

いつだったかのブログに
買い物に行って、レジで元気?
今日はどんな感じで進んでる?
何か面白いことした?とかきかれて
ちょっとウザイみたいなことを書きました。

How are you?
くらいはまああいさつで済ませられますが、
ハッキリ言って、それ以外のことは
他人(ひと)のこと、ほうっておいてって・・・。

ところが先日の仕事場でのミーティングで
回って来た接客のマニュアル。
+マネジャーの一言。

私が他のお店でウザイと思うようなことを
お客さんにきけ、と言う・・・。

ジュエリーサプライショップなので、
あーやこーやお客にサジェスチョンを与えろ、
とか。

とにかくこちらは何かしゃべっていなくてはだめ。

質問されたらもちろん答えますし、
必要な時は、こういうふうに出来ますよ、とか
これはこんな感じで使えますよ、とか
アドヴァイスもします。
でもただべらべらとしゃべり続けることは
私には出来ないし、やりたくない。

自分がどちらかと言うとお店では
ほっておかれたいタイプだし、アメリカ人のように
おしゃべりではないので、
お客さんの世間話に付き合うのも苦手。
と言うかハッキリ言って嫌な方です。

今日も朝オープンしたばかりのお店にやって来た
ナバホの女性の客が、
レジのお金が足らなくて2回数え直していて、
ついあいさつをし忘れた私を
マネジャーにコンプレイン。
ナバホと白人のお客さんは大体
こちらが声をかけ続けて<ちやほや>
してあげないとだめなんです。

まあナバホが同じことをしてもナバホは
コンプレインはしませんが、それが私だと
こうなるわけです。
大体いつものお決まりです。



少し前にフェニックスのファッションモールに
行って、とあるブランドのお店をのぞいた時、
入るなり正面のガラスケースに入っていた
コブラ皮のバッグに目が留まり、
店員の若い女のコが出して見せてくれました。
これ入荷したばかりなのよ、とうれしそうに。

お客は私一人というのもあったのでしょうが、
彼女はそのあと、引き出しを開けて、
色々な商品を見せてくれます。
見せてもらったバッグが5000ドル以上したので
おそらく買いもしない客とわかっていたのでしょうが、
彼女はこのブランドはこんなのも作ってるのよ、
とそのブランドにしてはお手ごろ?価格の
200~300ドル程度の商品を色々
手に取らせてくれます。

あのボッテガヴェネタの店員さんは
買わないとわかっているお客もないがしろにせず、
でも押し付けがましくもなく、感じが良かったなぁ。

そう言えば昨日行ったマーシャルズでも
いつもいるマネジャーがいて、
私が商品を持って入り口のところに置いてある
ショッピングカートを取りに行こうとしたら
私が持って来るからと、
カートを持って来てくれました。
その後も見ていたら、洋服のかかったラックを
所定の位置に戻したりと、
普通の店員さんと同じようにフロアで
働いています。
フロアがどんなに忙しくても、スタッフの誰かが
呼ばない限りオフィスから出て来ない
どこやらのお店のマネジャーとは大違い。

マネジャーやらオーナーやらがまじめに
働いているお店というのも
見ていて気持ちがいいです。

私は接客業が決して嫌いではないし、
自分に向いてないことはないと思っては
いますが、放っておけば自分の半生まで
話しかねないアメリカ人の女性のお客さんには
ちょっとついていけません・・・。

以前日本の掲示板のようなサイトで
アメリカ人はバスを待っていても
他人同士が親しげに話をしているのが
信じられない、みたいな書き込みを見たことが
ありますが、
個人主義(と私は思っていませんが)の割には
自分のことを誰彼なしにべらべらしゃべる
アメリカ人って変わってる!



アメリカの接客法と日本のそれとは大きな
隔たりがありそうです・・・。







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