2014年7月26日土曜日

グランドキャニオンの開発に反対するグループのミーティング










<ナバホ・ホピオブザーヴァー>が出るのは
毎週水曜日。

今週は、いつも取りに行く、
イーストサイドのファーマーズマーケット
へ、仕事の帰りに寄れませんでした。

昨日は金曜日で、翌日はオフ。

仕事が終わって、家人の仕事場にも近い、
エリックさんのアンティークショップを
のぞきに行ったら、
お店は5時で閉まっていました。

外のちょっとしたスペースを見たら、
かの新聞の黄色いマシーンが。

ここにも<ナバホ・ホピオブザーヴァー>
がありました。


2面の記事は、例のグランドキャニオンの
東側の、ロープウェイなどの開発
について、先週、反対派が
実際にロープウェイが建設される
場所でミーティングを持ったというもの。


ホピ、ズニ、このエリアに住むナバホ住民、
グランドキャニオントラストの人々が
集まりました。


6月の18日にはニューメキシコの
プエブロ、サンイルデフォンソとアコマが
反対派に参加したとも。


反対派は、いったん開発が行われれば、
聖なるサイトは永遠に乱され、
ホピの年に1度のこの場所への巡礼も、
永遠に妨害されると。


開発側は、このプロジェクトは、
ネイティヴのそういった
文化的、歴史的に意味のある個所は一切、
侵していないと主張。










ホピのチェアマン、ハーマン(・ホナニィ)は
6月18日の時点で、
ひざを付き合わしての会合に、
現ナバホのプレジデント、

ベン・シェリーとその評議会メンバーを
招待したけれど、
いまだに返事ももらっていないと。



グランドキャニオンの西側、

例のスカイウォークを作ったワラパイ、
滝とリバーラフティングなどのツアー
で有名なハヴァスパイたち

に対抗して、
ナバホはグランドキャニオンの観光価値を
利用しようとしているのでしょうか。


それにしても、何億年もかかって
作り上げられたあの大自然に手を加える、
なんて。


確かに<仕事>が作れるというのは
現状ではかなりの魅力ではあるでしょう。


でもいったん開発され、
不特定の人たちがまさに何も知らず、
土足で踏み込んだ後の土地は、
<永遠に>傷ついたままです。





世界中の様々なところで、
今まで静かにたゆたって来た歴史的な場所が、
21世紀になって、
商業目的のためにその有り様を変えられ、
土足で踏み込まれているという
現象が現われているのではないでしょうか。


「知る権利」と「表現の自由」のせめぎ合い。

「行きたい、見たい」という観光客の
欲望、あるいは要望と、
開発とのせめぎ合い。



私たちはそんな時代に生きています。











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