2015年7月29日水曜日

モンサント、ラウンドアップ、Glyphosate(グリホサート)







ナチュラルグローサーズに出ていた
betternutritionの8月号。






特集の1つは、オーガニックの食べ物を
食べた方がいい9つの理由。

農薬を排除する、
水や土を守るため、
GMOを避けるなどなど、
よく知られた理由はここには列挙しませんが、
オーガニックのものを買った方が
いい、とされる13の作物がリストアップ
されています。
高い除草剤レベルがその理由です。







アルファベット順に、
リンゴ、セロリ、チェリートマト、ブドウ、
キュウリ、ネクタリン、桃、ジャガイモ、
スナップピー、ホウレンソウ、イチゴ、
スウィートベルペパー(赤や黄のピーマン)
が挙げられています。






プラス、人間の神経系に影響を及ぼす
とされる除草剤を含む野菜は、
ホットペパー(チリペパーのことでしょうか?)、
ケール、コラードグリーン。 







ここでまたまた登場するのは、
モンサント社製ラウンドアップ。

最も懸念すべきなのが、
ラウンドアップに使用されている主たる
原料のGlyphosateであると。

以下は記事の大まかな内容です。


ラウンドアップは世界中で広範に使用されて
いる除草剤で、
このGlyphosateに耐性のある、
遺伝子組み換え作物の開発とともに
その使用がかなりの勢いで増えている。

Glyphosateは遺伝子組み換え作物の84%、
遺伝子組み換え作物ではない小麦などにも
使用される。
(それも小麦アレルギーが増えている
1つの理由かも知れません)

その他ミルク、牛肉、人間の尿からも
検出されている。

2005年には国際がん研究機関が
Glyphosateは「ヒトへのほぼ確実な
発がん性物質」だと言明した。


ニューヨークタイムズの報告によると、
アメリカ環境保護庁は1985年には
Glyphosateには発がん性があると決定していた
のだが、その後、それを撤回した。

国際がん研究機関の言明により、
この問題が再び取り上げられた。


⭐️


インターネットで調べてみたら、
今ではこのラウンドアップにも耐性のある
雑草が生まれています。

どんな抗生物質にも耐えうる菌が出現する
のと同じ理屈ですよね。


ラウンドアップは農業の現場だけではなく、
家庭の庭にも使われています。

それがみんな地下にしみ込んで、
井戸水や湧き水から
発がん性物質が検出されるというわけですね。


色々な記事やリポートを読んでいたら、
もう地球は汚染されまくっている
ということですよね。

土も水も海も。

ニンゲンのせいで。


一体この星に明るい未来はあるのか‥‥。






2 件のコメント:

  1. 地元の北海道でも昔はあちこちに居たとされる鮭やチョウザメ、蛍等の生き物が今は限られた場所以外では全滅している現状からして、

    今の農薬や環境汚染、破壊が続けばいずれ野生で生きていける生物はもっと減って人間自身も病弱になっていくのではないかと心配しております。

    そして何より大量生産と大量消費を今すぐやめて数は少なくても危険な農薬を使わない小規模農業&兼業農家で多くの人が自給自足に近い形をとるがことが私は最善だと考えています。

    世界中で食や命の考えが変わって自分たちの命や自然を大事に出来るそんな世界になることを願うばかりです。

    返信削除
  2. 私が買うオーガニックのミルクの生産者は、かつて商業酪農に行き詰まり、
    生き残りをかけて、オーガニックファームに切り替え、今は近くの酪農家と
    組んで、オーガニックのミルクを供給しています。
    彼らは結局、それで生き残り、今年で20周年を迎えました。

    ここぺりさんがおっしゃるように、自然を出来るだけ汚さない、土にも、
    生産者にも、消費者にもやさしい、小規模農業しか生き残る道はない
    のではないかと私も思います。

    何の経験もない私が言う資格はないかも知れませんが、小さく集まって、
    大きなことが出来る可能性はあると思うのですが。

    パタゴニアの作ったドキュメンタリーフィルムで見ましたが、古い、
    不必要なダムを壊したら、何年か後にはその川に鮭が戻って
    来ているのですよね。

    山も海も川も土もまだ、再生は出来ると思うのです。
    人類にその意思さえあれば‥‥。

    返信削除