2015年7月5日日曜日

ホピショウ その4)ミュージーアムの資料館で








金曜日、ホピショウのプレミアから帰って、
あらためてショウのプログラムを見たら、
翌日の土曜日(昨日)、
ホピのオーバーレイジュエリー
の歴史をたどるツアーというのがありました。

それで昨日、朝の間はヘルプで忙しく、
やっと受付に行けて、
ツアーの申し込みをしようとしたら、
あなたが最後です、と。

そうなんです、このツアー、
たった10人しか受け付けていなかったんです。

ラッキーでした。

めったに入れない場所です。

11時15分にシャトルバスで、
ハイウェイ180番の、ミュージーアムの
向かい側に建つ資料館に。

通された部屋の真ん中のテーブルには、
ミュージーアム所有の、
古いジュエリーが展示されています。

上の写真は、<オーヴァーレイ>の技法が
始まる前のホピのジュエリー。


他のトライブとは違う、
ホピ独自のスタイルをと考案された、
シルヴァーの板を2枚重ねて作る、
<オーヴァーレイ>の技法。

オリジナルのアーティストが集まりました。











そのうちの一人が、ヴィクター。












オーヴァーレイの生みの親と言われる、
マイク・カボティ。








彼が亡くなって、すでに6年がたちます。






見てください、このブレスレット。

圧巻です。

彼の絵を彷彿とさせるデザイン。








このカチーナのピン?でしょうか。

 陰と陽のバランスがほど良く取れた、
誰にもまねの出来ないデザインです。







こちらはマーカス(・ロマイェステワ)
のお父さん、
マクブライド・ロマイェステワの作品。






これは<ハットピン>。
襟元にもつけられますが、
私はこのクロウマザーのイヤリング
を持っています。

マーカスはお父さんのデザインを
継承して作っています。











これはバーナード・ダワホヤの作品。








私も最近、バーナードのベルトバックル
を手に入れましたが、
こんなペンダントがもう1つあれば、
欲しいです。

流れるような優雅なデザイン、
こんなことを言うと非常に
申し訳ないですし、
それぞれの作家の感性、
アーティスティックなセンスも
あるとは思いますが、
なぜ今のアーティストには
こう言うデザインが出来ないのでしょうか。












亡くなったローレンスのお父さん、
ポール・スフキーの作品の写真を
撮っていませんでした!

彼が唯一、ターコイズを使っていました。








会場には何のことはない(笑)、
ジェラルドが‥‥。

彼がジュエリーメイキングの歴史
と現状をレクチャー。







そして<民博>から伊藤さんも。

参加出来て良かったツアーでした。








6 件のコメント:

  1. 久しぶりに足跡を残させていただきます。
    いやー羨ましい!
    カボティにはあこがれましたが日本ではなかなかお目にかかることすらできません。

    一昔前のホピ作品たちは不思議なオーラを感じます。
    先日アップされてたバーナードのバックルもよい物ですね。

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  2. フラさん

    コメント、ありがとうございます。
    マイケル・カボティの作品はアメリカでもなかなか見かけることは
    ないように思います。

    私は彼が亡くなる前に、町のアートウォークの際に、ダウンタウンのはずれ
    にあった彼の自宅兼ギャラリーで、彼の作品を見ているのですが、
    それらと比べても、私はこの初期の作品の方が好きです。

    バーナードの作品も、私が実物を見たのは、自分が最近手に入れた
    バックルも含めて、これが3度目なんです。
    いいですよねえ、彼も作風も。

    もちろんそれぞれのファンの方の好みもあると思いますが、
    やはりこの時代のアーティストの作品は、ユニーク、デザインが大胆
    なのに見た目は優雅。
    そしてのびのびとした印象です。

    この日見たどの作品にも、思わず引き込まれました。


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  3. 初めましてSENといいます。インディアンジュエリーが好きで、とくにホピのオーバーレイ作品が気に入ってます。最近、日本のショップでベネット・カゲンヴェマ氏のバングルを手に入れました。たまたま、ネットで「北アリゾナ、ホピ、セドナ、インディアンジュエリーカントリーから ブログ」を見つけ、興味深く拝見させていただいてます。今年の秋ごろに、アメリカ西海岸サンフランシスコとロサンゼルスそれにグランドサークル(グランドキャニオン・モニュメントバレー・アンテロープキャニオン)8日間のツアー旅行に行く予定なのですが、是非ともホピのアクセサリーを記念に購入して帰りたいのです。どこかお勧めの店がありましたら、教えて頂けたら嬉しいのですが?宜しくお願いします。

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  4. 閃さん

    コメント、並びにブログを見てくださっているとのこと、ありがとうございます。

    ホピのオーヴァーレイはいいですよね。
    あのシルヴァーと黒い部分のコントラストが私も大好きです。
    ベネットもとても細かいデザインを、きれいに仕上げていますよね。

    ところでグランドサークルのツアーでは、フラッグスタッフも入って
    いるのでしょうか。
    私はフラッグスタッフとセドナのことしかわかりませんので、
    限られた情報しかお伝えすることが出来ませんが、
    フラッグスタッフなら、私が好きなお店は、ダウンタウンのプチテカ、
    同じくダウンタウンにあるウィンターサンもホピのジュエリーは
    たくさん置いています。
    セドナではコパヴィはホピ専門です。
    ガーランズにも少し置いていると思います。

    お役に立てばいいのですが‥‥。

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    1. maize様、早速の返信、有難うございます。
      ツアーのパンフレットを見たのですが、フラッグスタッフもセドナも載っていませんでした。残念です。もし、時間に余裕があればセドナの「コパヴィ」へは行けたらいいなーと考えています。どうも有難うございました。

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    2. 閃さん

      情報を聞いて、それっきりという方もいらっしゃる中で、ごていねいな
      またまたの返信を、ありがとうございます!

      そう言えば、グランドキャニオンのブライトエンジェルロッジの中に、
      レストランとかと並んで、ギフトショップがあったと思います。
      インディアンジュエリーも置いてあると思うので、ホピのジュエリーも
      見つかるかも知れません。

      あとグランドサークルツアーで立ち寄る場所に、トレイディングポスト
      のようなお店があり、立ち寄る時間があれば、ご覧になればどうでしょうか。

      コパヴィはいいお店です。オーナーのリチャードもいい方ですよ。
      行けたらいいですね!

      これからもブログ、時々のぞいてくださいね!


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