2015年7月10日金曜日

またいじめで自殺、たった中学2年で

1年時のノートにも“ずっと悪口”などと記述
7月11日 5時25分

1年時のノートにも“ずっと悪口”などと記述
岩手県矢巾町で、中学2年生の男子生徒がいじめをうかがわせる内容を学校のノートに書き残し、自殺したとみられる問題で、1年生のときのノートにも「ずっと悪口」「何回も『死ね』って言われる」などと記されていたことが分かりました。町の教育委員会は、今後、1年生のノートの内容についても調査することにしています。
矢巾町の中学2年の村松亮さん(13)は、担任の教諭とやり取りする「生活記録ノート」にいじめをうかがわせる内容を書き残し、いじめを苦に自殺したとみられています。
村松さんは1年生のときにもノートでやり取りをしていて、ノートの中には、たびたび「ずっと悪口」「何回も『死ね』って言われる」などと記されていました。このうち、5月には「まるでいじめられるような気分でいやです。もうげんかいです」、7月には「クラスでいじめが、またいやになってきました」、そして、2月には「死にたいと思ったときがけっこうありました」などとつづられています。
矢巾町の教育委員会によりますと、村松さんが通っていた中学校は、今年度、いじめの件数はゼロと報告していましたが、昨年度もいじめの件数は同じくゼロと報告していたということです。
教育委員会は、1年生のときからいじめと疑われる行為があったかどうか、今後、調査することにしています。

母親「学校から連絡が欲しかった」

亡くなった村松亮さんの母親は「息子が死にたいとノートに書いているので学校から連絡が欲しかったです。先生とどのようなことを話していたのか知りたいです。息子と同じように苦しんでいる人も死ぬことだけは絶対にやめてほしいです」と涙ながらに話しました。


岩手県で中学2年生の男の子が
鉄道に飛び込んで自殺。
また起こってしまったいじめによる自殺です。

今日のNHKのニュースによると、
彼は1年生の時からいじめを受けていたのですね。
どういう事情があったのかはわかりません。
もしかしたら、小学校でもいじめがあったのか、
それとも、中学校に上がって、
複数の小学校から集まった生徒から
いじめが始まったのか、
今では知るよしもありません。

お母さんの悔しい思いは
わかり過ぎるほど胸にしみます。

お宅の息子さんが「死にたい」と連絡ノート
に書いています。
自宅での様子はどうなのですか?
何か、気がついたことはありませんか?
ぐらいは担任として、
家庭に連絡すべきでしょう。

そして当然、その前に、本人を呼んで
話を聞くべきでしょう。

⭐️

私の息子は小学校1年生の時に
同級生からお金を持って来いと言われて、
私の財布からお金をくすねては
学校に持って行っていました。

兵庫県のN市。
旧家や社宅や裕福なお家の多いエリアで
起こったことで、結局、息子にそんなことを
命じていたのは、
近所の地元の旧家の子供でした。

誰に言われてるの、と聞いても
息子は口を閉ざしたままでした。

これもいじめと言えるかも知れませんが、
母親の財布からお金を盗むという
<実際的>な行為だったので、
わかるのが早かった。

息子は結局、小学校1年生は終えましたが、
2年生になってすぐの5月に、
今度は偏見に満ちた担任と合わず、
学校に行きたくないと言い出して、
そのまま日本の学校は卒業したのです。

もちろん、私の恩師、教師になったその娘さん、
大学の同級生、
頑張っている、いた、教師も
たくさん知っていますし、
きっと自分の時間も削って
教え子のために、生徒のためにと奔走
している教師の方が多いとも想像します。

でもね、生徒のこんな訴えを
適当な助言で済ませたらだめでしょう。

朝日新聞の<いじめられている君へ>
の特集で、
漫画家の西原理恵子さんが、
「嘘をつこう(嘘をついて、仮病を使って
学校を休む)。
16歳まで生き延びよう」
と書いていらっしゃいます。

⭐️

日本の学校、あるいは教育システムには
チョイスがなさ過ぎます。

アメリカには<ホームスクーリング>
というシステムがあり、
学校に入ったけれど馴染めないなどの理由で
家で学ぶ<ホームスクーリング>に切り替えて、
しばらくして、また普通の学校に戻ったり
することが出来ます。

高校になると、オンラインの公立高校もあり、
アメリカは高校まで義務教育なので、
基本的に授業料はなし。
もちろん単位も取れて、
学外アクティヴィティもあります。

私がいつも感じるのは、
日本の学校、もしくは教育システムは
あまりにも「閉鎖的」だと言うことです。
文字通り、<(ドアを)閉めてる>。

例えばですが、この町で、明日明後日と
フラッグスタッフ、ジェム&ミネラルショウがあり、
私も行くつもりですが、
これは町の公立高校で開催されます。

数年前にはここでアンティーク
インディアンアートショウも行われました。

以前はこの高校の屋内プールを
早朝、一般市民に開放していました。

息子が通った、ロサンジェルスの
フェアファックスハイスクールでは、
駐車場を使って毎週、
アート&クラフトショウが
開催されています。

これは文字通り、物理的に、
学校も<オープン>な場所である
ということですよね。


これをついでに書きますが、
なぜ日本にはいまだに、大学に
1部と2部があるのか。
何でそんな分け方をする必要があるのか。

アメリカの大学は、朝から晩まで
クラスがあります。
フルタイムで働いて、夜と週末だけ
クラスに出る学生もいます。

取った単位でディグリーがもらえます。

日本では18歳から22歳か、
もう少し後までが
基本、<大学生>の年齢ですが、
アメリカではそれとはほど遠い年齢の
学生もたくさん見かけます。

<社会人枠>とか<社会人入学>

なんて良い方はアメリカの大学には

ありません。


そして<コミュニティカレッジ>の存在。
2年制の大学ですが、
様々な事情で4年制大学に

最初から行けない学生は、
授業料の安いコミュニティカレッジで得た
<準学士>の資格で、
4年生大学にトランスファーします。

この町のコミュニティカレッジでは
ここを終えて、町の4年生大学、
北アリゾナ大学へのトランスファーのための
プログラムやカウンセリングがさかんです。

<フレキシビリティ>と言いますか、
チョイスがあまりにもなさ過ぎる
日本の教育システム。

アメリカの良くないところばかりじゃなくて、
いい面も<真似>して欲しいと
切に感じてしまいます。










































0 件のコメント:

コメントを投稿