2015年7月6日月曜日

ホピショウ その7)ヌヴァックが染めた糸







土曜日は人も多くて、忙しく、
昨日の日曜日、ヌヴァックの染めた毛糸
を写真に撮りたくて、
再び彼のテーブルをたずねました。

今日はちょっとフォーマルなシャツ
を着たヌヴァック。

この時は、自分の住むモエンコピで栽培
しているヒマワリの種で染めた毛糸を
見せてくれました。






花屋さんで売られている種類の、
大きなヒマワリ。

ヌヴァック曰く、ヴィレッジではかつて、
この種のヒマワリを植えて、食料用など
様々に使っていたのだけれど、
今は廃れてしまったのだと。







この真っ黒な種から、優しいココア色から
オリーヴグリーンまで色調の違う色に
染まるのです。









この何とも言えない赤の糸が、
例のコチニールという虫で染めたもの。

彼も言っていましたが、
染料に使うコチニールは<メス>だけ
なのだそうです。







これもコチニールで染めたもの。

赤もきれいですが、この
グラデーションに染めた紫色も素敵ですよね。

あの虫たちが、こんな色を生み出すなんて、
神秘的とも言える、「染め」の世界です。



彼の夢は尽きません。

いずれは草木染用の<染料>のためだけ
の畑を作り、
本も出したいのだと。


初めて会って、話を聞いた時から、
次の夢を実行して来たヌヴァックなので、
きっと近いうちに、
これらの夢も実現することでしょう。

いつか、モエンコピの彼の住まいを
訪ねるからね、と約束しました。

頑張れ、ヌヴァック。








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