2012年7月9日月曜日

ダム撤去の夜明け、パタゴニアのカタログより

今日届いたパタゴニアの初秋向けカタログの
タイトルは< DAM BUSTERS >
ダムを壊す人?

表紙写真↓の左はしは死んだ紅鮭です。


今回のこのカタログについての説明。

ダム、よくもうまいこと名づけられたものだ。
ラテン語で damno とは英語で to condemn という
意味で、世界中で狂ったようにダムが造られて、
我々がまさに川たちにして来たことが
この<ダム>なのだ。

*ちなみに英語の condemn は非難する、とがめる
という意味でよく使われますが、
(品物を)不良品と決める、(船舶などに)廃棄
処分を言い渡す、あるいは(医師が)(人)に
不治の宣言をする、さじをなげる
と言う意味もあります(新英和大辞典より)*

数多くのトップリサーチ研究所によれば、
ダムと貯水池は、湿地の喪失、川底の減均作用、
海岸線の侵食と生物の減少の主たる原因となって
いて、それは同時に
文化的、社会的疾病とも重なり合っているということも
判明している。

なのでダム撤去の全国的プロジェクトは
伝統的暮らしをよみがえらせ、新しいリクリエーションを
提供し、ビーチや湿地をまもり、
健康的なエコシステムを復活させるものなのである。

とまあ下手な訳ですが、こういう主旨のもとに
今回のパタゴニアのカタログは作られています。



以前にもここで書いたと思いますが、
国産のうなぎがすごく減っていて、
それは国内の川で捕れるうなぎの稚魚が
極端に減っているからだとお店の人が言っていた
と母が聞いて来ました。
まあ3.11以降の川魚の放射能汚染もひどい
みたいなので、これはある意味仕方ない、
またはこの方が良かったとも言えるかも知れませんが。
でもうなぎの稚魚が減っているということは
上流でのダムの建設、河口堰などが
関係していることはおそらく間違いないのでは
ないでしょうか。

建設されたダムを壊す。
その運動はきっと様々な分野で意味のある
ことだと思いますが、
じゃあどうしてそんなもの、造っちゃったんだよ、と
言いたくなりますよね。
治水などの目的もあったのでしょうが、生態系への影響
という長いスパンでのリサーチももっと
為されるべきだったのでしょう。
アメリカだけではなく日本だって。

そして壊すことさえ出来ない原発だって・・・。

まあこういう運動に賛同して、それをサポートする
そういう活動をしているからこそ、
パタゴニアを買おうって思うのですけれどね。


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