2010年3月19日金曜日

OLD ADOBE TRADERSのオーナー、マーリン

OLDADOBE TRADERSのマーリンが
仕事場にやって来ました。
元々彼のダウンタウンのお店で働いていた
ナバホの若いアーティストと一緒に、
シルバーを買いに。
仕事、終わってから寄るよ、でも何時に閉まるの?
6時だよ。
私もここ、6時まで・・・。
いいよ、開けとくから来なさい。
ということで仕事が終わってから、彼の新しいロケーションの
お店へ。
初老の白人のカップルがいて、
彼は熱心にナバホラグについて説明していました。
彼らが何も買わずに出て行って、
彼曰く、
彼らが次に戻って来て買ってくれるか、
それともこれっきりか、それはわからない。
でも少なくてもある程度の知識はつけてあげたんだ。

次に行ったら、彼がどういうきっかけで
インディアンジュエリービジネスに関わるようになったのか
きいてみようと思っています。
どんなに作品が良くても、何としてもこの人に
お金は使いたくないっていうアーティストと
この人のものなら是非買って、身につけたいって思う
アーティストがいるの、と私が言ったら
そうだよ、全くその通りだ、という彼の意見。
作品を作れば上手で、売れる人でも
いつもお金がないって言ってる人も多いわね。
と私が言ったら、
(名前は出さなかったけど)あるアーティストの
お金の使い方を話して、
こういうビジネスに関わってもね、
彼らは自分たちとは全く違った考え方、全く違った価値観で
生きて来ているんだということをいつも
頭に置いておくことが大事なんだ。
彼のこの意見に私も同感です。
それは<差別>ではなく<違い>を知っておくということ
なんだと思います。
ダウンタウンで70年代から今もインディアンジュエリー店を開いてる
別のお店のオーナーは違う表現だったけど、
私にこう言いました。
あくまでも我々はアウトサイダーなんだということを
忘れないようにしないとね。
どんなに仲良くなったり、親しくなったりしても。
もちろんそれは私も理解しているつもりです。
帰り際に、写真を撮ってもいい?
ときいたら、ぼくの写真をどうするんだい?
私のささやかな日本のブログに載せたいの。
まあぼくはもう日本でも有名だけどね、と笑うので
じゃあもっと有名になるわよ、
ということで彼のショットを2枚。
両腕につけた圧巻のターコイズのブレスレット。
もちろんカスタムオーダーです。
右手につけているブレスレットは、何と
彼が3つの石だけに使ったお金が2300ドル!!
私にはトルコ石の価値と良さがいまいちわからないのですが、
とにかく希少な石なのだそうです。
温和で知識のある、こういう人と話していると
楽しいし、不思議と英語にも詰りません。
外に出たら、くっきりときれいな三日月。
何かとてもさわやかな気持ちで帰宅出来ました。

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