昨日の続き、ウィンズローのすばらしいホテル、
砂漠のオアシス、ラ・ポサダについて
書きたかったのですが、
それは後に回して、今日仕事場であった
しばしの鉄砲論議のことを・・・。
ついにね、と言うのもヘンですが、見ました。
グッドウィルで、ピストルを提げた男性のお客さんを。
背も高い、60半ばかと思しき男性。
カモフラージュ柄のアーミーパンツ、
帽子もそれっぽいのできっとハンターか
狩りをする人にちがいありません。
一瞬私は目を疑いました・・・。
何でぇ~!!!コワい!
で、思い出したのはコットンウッドへ行った時、
ワインバーの入り口のドアに貼ってあった紙。
<銃の携帯、持込禁止>というもの。
その日のブログにも書きました。
アリゾナは銃の携帯が許されてるけど、
バーにはだめなの、と働いていた女のコが教えて
くれたのでした。
裏に戻ってアシスタントマネジャーのジムに
そのことを言ったら、当然でしょ、と。
憲法で保障されているんだから。
その憲法、古過ぎるでしょ。
(西部劇の時代じゃないのに)
変えた方がいいよ、と言う私の言葉が終わるか
終わらないうちに彼の毒舌が始まりました。
こうなったら私がつたない英語で口を挟むすきも
ありません。
悪いやつが今ここに入って来て、銃を撃ち始めたら
どうするんだ・・・。
これはあの日本人留学生、服部くんを殺した
犯人と全く同じメンタリティ。
アメリカは州によって銃を買う際の許可や
携帯許可など違いますが、はっきり言って
大体の州はほとんど厳しくないという点では
同じです。
もちろんアリゾナも、アラスカも。
厳しいのはカリフォルニア、アイオワ、ミネソタ、
メリーランド、ニュージャージー、ニューヨーク
ぐらいですが、ニューヨークは色々複雑な事情
があるようです。
アメリカでは憲法の人権保障規定の中の
修正第2条( Second Amendment )が
規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって
必要であるから、人民が武器を所有し、また携帯する
権利は、これを侵してはならない。
(ウィキぺディアより)
と銃の所有と携帯を保障しているのです。
州による銃の規制がこの憲法に反するのでは
ないかという論議すらあるのです。
ないかという論議すらあるのです。
先日ジムの向かいにオープンした
鉄砲屋もこれを前面に書き出して、ドアに
貼っていたのです。
「悪いやつが鉄砲を持っているのに、いい人だって
鉄砲持たなくちゃ」とジムのめちゃくちゃな論理。
それってパラドックスよ、と私。
まあ多少はね、とジム。
アメリカで銃の規制が進まないはずです。
頭の中はカウボーイなんですもの。
やれやれ・・・。
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