http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY201301110314.html?ref=comtop_fbox
「絶対に仕返しをされない」という上下関係の
構図で起きるのが体罰です。
朝日新聞の取材に応じた桑田さんは、
体罰についてこう、きっぱりと述べています。
☆
元々体罰というか、上の者が下の者を殴るというのは
軍隊から来ているのですよね。
私は本で読んだり、映画でしかそのひどさ、
恐ろしさを知りませんが、
あの上官が部下なり下の者を殴るという構図、
(今でもその光景、シーンだけははっきりと
思い浮かべることが出来ます)
それがそのまま学校現場に受け継がれたとしか
思えない、教師の暴力、体罰。
だいたいそういう時の教師が口にする言葉は
たるんでる、なめてるのか、根性入れなおす・・・。
「暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、
最も安易な方法」
そしてこういう場合、暴力は何も肉体的なものだけ
ではなくて、言葉の暴力も含まれます。
親が子どもに、男性が彼女なり、奥さんなりに、
吐く言葉の暴力。
怒鳴ること。
これも許されることではないでしょう。
絶対服従とまでは行かなくても、この場合でも
ほぼ歯向かえないという構図があります。
言葉にしろフィジカルなものにしろ、
暴力は憎しみしか生まないことが多いです。
「愛情の表われなら殴ってもよい」と言う人もいますが、
私自身は体罰に愛を感じたことは一度もありません。
暴力をふるう側の心理はどうなっているのか、
本人自身のいらいらや鬱憤を晴らすという場合も
多いのではと想像します。
☆
遺族を訪問した橋下知事が謝罪して言った行政の責任。
学校、校長、教育委員会。
誰も、どこも、何も機能していなかったということですよね。
こんなことが2度と起こらないように、
って言うのは簡単なのです。
いじめによる自殺があるたびに原因究明に
全力を尽くしますなどと言っていて、
これも一向になくならないです。
1つの県や市だけの取り組みではだめなのです。
国を挙げてでないと・・・。
日本の将来を担う子どもたち、
それも年々減っている子どもたちが死んでいってる
という状況なんですよ・・・。
ただの一人でも死なせてはいけないと
取り組まないといけないはずなのに・・・。
☆
外国にいてこんなことを言うのは簡単だし、
かと言って今の私に何か出来ることがあるとも
思えませんが、せめてこれを読まれた方が、
日本の将来のこと、
子どもさんがいる方なら、彼らの未来のこと、
真剣に考えてくだされば・・・。
そんな思いをこめて。
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