2011年5月8日日曜日

かつて放射能汚染されていた


かつて近くにウランの鉱山があった町
キャメロン。
ナバホのリザヴェーションです。
上の写真はキャメロントレーディングポストの裏で
撮ったもの。
カチーナダンスの帰りにちょっと寄ってみました。

この橋の下を流れるのはリトルコロラド川。
かつてこの川の河岸は周りからのウランで
怖ろしく放射能汚染されていたのだそうです。

キャメロンに住む女性には乳がんに罹る女性が多いと
お店に来るナバホのお客さんから聞いたこともあります。

誰もきっとウラン鉱山と近隣のインディアンたちの
がん発症率の関係なんて
調査などしていないのでしょうが、
私がお店のお客さんたちから聞く話からだけでも
このあたりのインディアン(ホピもナバホも含めて)
にはがんの人が多い、と思われます。

日本でも今回の原発の事故で
原発を見直す、或いは脱原発の動きも出て来ています。


これはこの間映画館の駐車場で見た
キャンピングカー。
車自体はけっこう古そうでしたが、何と屋根の上には
ソーラーパネルが。

車で使う電気を、普通の発電機で作るのをやめて
太陽光発電にしているのですね。
停めている間も、走っている時も
日が照ってさえいれば電気が作り出される。
いいアイデアですね。
今まで見たことがなかったのでつい、
写真に撮らせてもらいました。

風力発電はコストが高いですが、
本当に風の強い日が多いこのあたりには
代替エネルギーとしては最適でしょう。
風力発電のあの羽のついたポール。

もっとコストを下げることは出来ないのでしょうか・・・。

お店で働いていた元アシスタントマネジャーの
ダイアンはもうすぐオーストラリアに引越しますが、
それはオーストラリア人のだんなさんが、
この町で働いていた風力発電の会社を辞めて、
今はオーストラリアで風力発電ビジネスに
携わっているからです。
インドなどからの需要が多いと話していました。

自然の力は時に怖ろしいけれど、
それを上手く利用することだって出来るはず。

風力発電も太陽光発電からも廃棄物の処理に
頭を悩ませることはないですもの。

願わくは日本の大学などもそういう方面の研究に
もっとお金を使い、若い学生たちもそういう研究に
心を注げるようになって欲しい。
企業もそういうことに利益を回す、そういう意味での
<産学共同>が進みますように。

ソフトバンクの孫社長の試みはそういう意味で
とてもすばらしいことだと感心します。


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