昨日は母の日。
私たちはホピへダンスを見に行っただけ。
母の日だからと特別なことはしませんでした。
私はあまりそういうイヴェントが好きじゃないので・・・。
母をしているヒトは毎日が母の日。
心の中でだけ、少しでいいから、毎日感謝して欲しい。
アメリカ人がするように、年に1回だけ
食事に誘われたり、プレゼントもらってもね・・・。
(私はいたってひねくれ者なので)
その母の日の夜中に
ケーブルテレビのTCMで成瀬巳喜男の
「おかあさん」をやっていました。
コンピュータに向かっていた私は、つれあいが
つけていたテレビのチャンネルでの映画の始まりの
音楽を聴いて、これ成瀬よ、きっと。
私の勘?はあたりで、
私の勘?はあたりで、
母の日にちなんで成瀬巳喜男の「おかあさん」が
始まるところでした。
後で調べたら1952年に作られた映画でした。
この時1909年生まれの田中絹代は43歳。
1931年生まれ(母と同い年でした)の香川京子は
21歳なんですね。
60年近く前の映画なのに、何だかモダン。
この時代の日常生活の悲しさとおかしさ。
戦後まだ7年しかたっていません。
当然のことながら満州、捕虜、と言った言葉が
出て来ています。
☆☆☆
日本のケーブルテレビの内容は知るよしもありませんが、
アメリカのケーブルテレビの、ある意味でのすばらしさ。
母の日に成瀬巳喜男の映画がコマーシャルなしで
見れるんですもの。
この文章を書いたのは母の日の翌日の
月曜日です。
そしてその日、ホピの友人マリィからメールがあり、
何と彼女も同じチャンネルで成瀬の「おかあさん」
を見ていたのでした。
「文化の違いがすごく興味深い。でも人間同じようなことを
して同じように生きて行くものだね」
マリィ、するどいよ!!
彼女はお母さんを亡くして長いこと立ち直れなかったんです。
何だか彼女がもっと好きになりました。
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