2010年5月9日日曜日

<母の日>のカチーナダンスを見に・・・強風でした

Windyという天気予報を少し甘く見て(?)
朝7時に出発。
いざホピへ。
母の日の週末の土、日はセカンドメサのショゴンパヴィでカチーナダンス。
去年も行きました。
でも行きはよいよい、帰りは・・・。
コワかった!!!
カチーナたちは朝10時ごろからプラザに現われて、
ダンスが始まったのは10時15分くらい。
きくと、今日のカチーナは
<ムーンアイカチーナ>。
ホピの名前も言ってくれましたが、聴き取れませんでした。
黒いマスクの<目>が黄色い三日月なのです。
総勢200人近くいたと思います。
右足につけた亀の甲羅が出すかたかたという音、
左足につけた鈴、そして右手に持った
ひょうたんを半分に切って作ったrattle(がらがら)を振る音、
それらが醸し出す、統制されたリズムが
プラザにあふれ、響きわたります。
ほぼ1時間のダンス。
私はそれだけ見て、帰路につきました。
プラザも吹き荒れる風に、砂が舞い上がっていました。
帰りはコワイのとおりゃんせの歌詞の通り、風は
半端じゃなく強く、何のさえぎるものもないリザベーションの道は
体重45キロの私が乗ったトヨタフォーラナーなんてたまに吹く突風に
あおられて何度も吹き飛ばされそうになりました。
風速60M以上はあったと思います。
スピードが出せない私を次々と追い抜いて行く車たち。
フォードのばかでかいピックアップトラックばかりではありません。
小さなアメ車も私を追い抜いて行く・・・。
何で???こんな風の中、ハンドル取られないの?
それにしてもここの気候は本当にシビアです。
今読んでいる<Book of Hopi>の前書きに、ホピは
このアリゾナ、ニューメキシコ、ユタの中のどこよりも
生活するのに厳しい条件の場所に住んでいる、と書かれていますが、
まさにその通りでしょう。
やっとたどり着いたわが家で耳の中をくるっと指で
なぞったら、砂でざらざらでした。
自然の力は脅威ですね。
そよ風なら気持ちもいいですが、今日みたいな風は
もう暴力的でしかない・・・。
夜になっても吹き止まない風。
窓の外の、大揺れする松の木を恨めしく見ている私です。
気温は上がったものの、何だかいい気候になったなあとは
とても思えない今日この頃です。

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