2010年9月28日火曜日

MADE IN ・・・

私が働くお店もいつの間にか
(一般的に)ナバホの女性たちが
(道ばたなどで観光客相手に売るために)
作るネックレスやブレスレットの材料に
チープな中国製のものがいっぱい売られています。
最近入荷したこのチップ(さざれ)のブレスレットは
売値がたったの50セント!
それでも石は天然石です。
仕入れ価格は一体いくらなのでしょう?

今日、読売新聞のウェブ版を見ていたら、
<新おとな総研ニュースで学ぶNGスタイル>
の最新号にMADE IN CHINA 買うことの意味
というタイトルのコラムがあり、興味深く読みました。

以前スコッツデールにオープンしたILORI http://www.iloristyle.com/
というサングラスのお店をのぞいた時、
わりとすてきなのを見つけて、他のと比べて値段が
安かったのできけば、それは中国製でした。
だから(あくまでの他のブランドのものと比べて)
値段も多少低いのです、でもトップレベルの職人が
作っています、という店員さんの説明。
iloriが中国製を置いているとは知らなかったので、
ちょっとびっくりしたことがありました。

私はもともと買い物をするときはそれがどこ製か
必ず見るし、食料品なら使われているもの、材料を
必ずチェックします。

仕事場で売っているトルコ石だってほとんどが中国で
加工されたものです。
原石はアリゾナやネヴァダ産でも、処理は中国でされます。
その処理の仕方や工程もほとんどベールに包まれたまま。

最近入荷した、(タグでは)レインボーシェルとなっている
貝を様々な形にカットして、きらきらしたパール系の
色をつけたものは、触ると染料の粉が手につきます。
何これ?といぶかしがるお客さんも・・・。

メイドインチャイナ、中国製が悪いわけではないのです。
もともと中国の伝統的なもの、工芸品などは
中国製こそが本物のはず。
貝のビーズの多くがフィリピン製であるように。
貝の加工はきっとフィリピインの島々で伝統的にされて来た
ことなのでしょうから。

読売新聞のこのコラムにもあるように、中国ばかりが
悪いわけではないのだと私も思います。
もとは先進国、もっと言えばアメリカがこれを始めたのです。
自分たちはきつい、きたない、きけん、3Kの労働を
したくないばかりに、そういうのを中国の労働者に
押し付けた結果なのです。

SPODE は英国製でなきゃ私はいやだ。
私が持っているちょっと古いノリタケの食器は全部日本製だ。
うちにあるパイレックスもファイアーキングも
みんなMADE IN USAだ。
そしてホピのジュエリーは全部MADE IN ARIZONAだし、
うちで使ってる蜂蜜はMADE IN ARIZONAと
MADE IN NEW MEXICOだ。
MADE IN CALIFORNIAのお皿だってある。

作り手のわかるものっていいですよね。
それが食べ物でも、食器でも、装飾品にしても。









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