2010年9月8日水曜日

野に咲く花

負けないように枯れないように、黙って咲く花になろう
ってミスチルが歌っていたような・・・。
いつも仕事の帰りに少しだけ歩く途中の駐車場で、ふと見れば
何もないコンクリートの隙間から野生のひまわりが
咲いていました。
今住む町に引っ越して来て、夏の終わりから咲き始める
野生のひまわりを、そうとは知らず、咲いている道ばたに建つ
オフィスの中へ、この花をもらっていいか、ききに行った私。
「それは野生だから好きなだけ取ればいいよ」と言われて、
これは野生のひまわりなんだと初めて知った私。
少なくともロサンジェルスでは見たことがなかった・・・。

でもよく思い出してみたら、それこそずいぶん前のミスチルのCDのジャケットにも
一面に咲き乱れるひまわり(畑?)の写真が使われていたし、
それと瓜二つ写真を、LAの知り合いのカイロプラクターの先生の
オフィスのカレンダーで見て、思わず、これください!と
無理を言ってもらいまでしたこともある、
まさにあの風景が、この町で私が目にする、野生のひまわりの群生
なのでした。

それは遠くから見たら真黄色で、花屋で売っている
ひまわりの花は好きではない私も、この野生のひまわりは大好き。
小ぶりで、可憐で、けなげで・・・。
アラスカでヤナギランが咲き始めたら秋の始まりのように
このあたりでは野生のひまわりが咲き始めたら夏の終わり。
下の写真は遅咲き?のもの。
これは今を盛りに咲いていました。
誰が肥料をやるわけでもないのに、毎年、野生の花たちは
雨と土だけを養分に、こうして花開きます。
野に咲く花。
美しく、たくましいのですね。

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