とある雑誌の裏表紙にあったユニクロの全面広告。
実際にどのくらいの量のユニクロの衣料がリサイクル用に
持ち込まれているのかは知るよしもありませんが、
スリフトショップというものがない日本では
使用された衣料を再利用しようという試みは必要かつ
すばらしいことだと思います。
基本的に他人の使ったものを自分が使うということを
好まない日本人は、アメリカのスリフトショップに足を
踏み入れたら、びっくりすることでしょう。
衣類は洋服、下着から靴下まで、食器、キッチン雑貨はもちろん、
電化製品、道具、家具、本、などなど、
とにかく人が使ったありとあらゆるものが売られています。
寄付で成り立っているので、持ち込まれたものは
よほどひどいコンディションでない限りは、基本的に
何でも売り場に出ます。
<何でもあり>というのは私のように掘り出しもの(?)を
探す人間にはたまらない魅力。
何が出てくるかわからないんですから。
サンタモニカの小さなスリフトショップで見つけた
クロムハーツのキャップ。
あまりかぶらないまま、結局別のスリフトショップに寄付
してしまった・・・。
今思えばキャップのてっぺんにあったシルバーだけでも
はずしておけば良かった・・・。
ロサンジェルスならではの例えばドジャーズグッズ。
1989年にロサンジェルスカウンティミュージーアムであった
ジョージア・オキーフの展覧会の、フレーム入りポスター。
これは何とここ、フラッグスタッフで見つけたものです。
古いディオールのサングラス、89年のローリング・ストーンズ
のツアーバッジ。ぶ厚いラングストン・ヒューズ詩集。
TRASH OR TREASUREという名前のスリフトショップが
ヴェニスにありました。今もあるのかな・・・。
誰かのごみは他の誰かの宝物。
まさにスリフトショップで売られているものの本質を
言い当てています。
またスリフトショップは値段も基本的に安価なので、
十分使えるものがいっぱい出ているこういうお店で
必需品を探すお年寄りや、あまり裕福でない人々が
数多くいるのです。
私は衣類は洗濯機でしっかり洗って、出来れば
外で太陽にあてて干して乾かし、
食器類はいったんブリーチにつけて消毒して、
キッチン洗剤で洗ってから使います。
きれい好きで神経質な私もこういうのは平気なのです・・・。
ここのところのアメリカの不景気で引越しシーズンにも
あまりものを捨てたり、処分しなくなったアメリカ人。
確かに特に衣類は以前ほど掘り出し物が出なくなった
ように感じます。
それでもたまにのぞくと時に珍しいものに出会うことも。
アメリカで知らない町に行ったら、まずすること。
それは私の場合、スリフトショップを探すことでしょうか。
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