2015年10月2日金曜日

アリゾナ州がプッシュし続ける、グランドキャニオンの近くの新しいウラン鉱山採掘






今週の水曜日に出たナバホ・ホピオブザーヴァー
にまたこんな記事が載っていました。

グランドキャニオンの近くに点在する
<新しい>ウラン鉱山を採掘すべきだ
という運動を、アリゾナ州の司法長官が
進めているという内容です。

2012年に連邦政府はこのエリアでの
新しいウラン鉱山の採掘を禁止する
という提起をしました。

それは2012年に、当時の内務長官だった
ケン・サラザーが、グランドキャニオン周辺
での新しいウラン鉱山の採掘を禁止し、
現在稼動中の鉱山に対しては、
それ以降20年に渡っては採掘を
続けてもよいという決定に署名した
ことによります。

ところがこのアリゾナ州の司法長官と
そこに群がる企業の輩が、
この決定を打ち砕こうとしている、
と記事では言っています。

彼らが押すのはいつも、
リザベーションでの何千もの仕事、
エネルギーの供給、そして地域の環境整備。

当然ですが、これに反対する
ハヴァスパイの議長、
レックス・ティロウシ氏は言います。

とにかく環境汚染が一番の理由。
グランドキャニオンを訪れる何百万もの
観光客のためにも、我々は環境を守りたい、と。

しかしここでまたアリゾナ州司法長官は反論。

ナバホやその他のトライブの経済は
この産業に頼っている、と。

ナバホやその他のトライブって
どのトライブでしょう。


とにかくどこもここも
<経済効率>
要するにカネのことしか考えない。


この動き、これからも目が離せません。











2 件のコメント:

  1. 日本もアメリカも拝金主義が蔓延していて命や自然は二の次。
    日本にいたっては経済のためですらなく一部の企業や政府のための政策ばかりで嫌気が差してきます。

    自分達の平和な未来や命のことを考えている、そんな人たちへ投資できる世界へ生まれ変わって欲しいと切に願います。

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  2. ウラン鉱山の採掘、原発の再稼動、どちらも一時的な<経済効果>が上がる
    のかも知れませんが、長いスパンで放射能の恐ろしさを考えたら、結果的には
    <高くつく>ことをこういう人たちは無視していますよね。

    しかも健康被害は人間の命に関わり、お金では済まされない。

    グランドキャニオンがこのあたりの多くのネイティヴの聖地であり、
    世界中から観光客が訪れる場所でもあるのに、こういう時代に逆行した
    人がアリゾナの司法長官というのも情けないお話です。

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