2015年2月10日火曜日

Jackson Browne - Walls and Doors 「 壁」のこと





このところのシリアやイラクで起こっている

ことで、イスラム教のような
一神教について考えていたら、
養老孟司さんの「壁」シリーズ?を
また読んでみたくなりました。


「壁」と言えば、
昨年の秋に出た、
ジャクソン・ブラウンの新しいアルバムに
「壁とドア」という
曲があります。


これはキューバのシンガーソングライター、
カルロス・ヴァレラという人の曲を
ジャクソンが英語に訳したものです。









この世界が存在してからずっと
ただ1つ確かなことがある


壁をつくる人がいて
ドアを開ける人がいるということ



※でも君はとっくにわかっているよね
君を想うぼくの愛を


いつも冬に住む人がいる
春に住む人もいるというのに


富を手にする人もいれば
何1つ手にすることもない人がいる




世の中っていつもそんなものなんだ
君がそれをわかっているってこと
ぼくは知ってる


誰も所有していない時にだけ
自由は存在しうるんだ


もう一度言うからね
だって君にはわかってるって
ぼくは知ってるから


誰も所有していない時にだけ
自由は存在できるんだってことを


‥‥




訳が稚拙で申し訳ありませんが、
だいたいはこんな感じだと
思います。
  



[知りたくないことに耳をかさない人間に
話が通じないということは、
日常でよく目にすることです。
これをそのまま広げていった先に、
戦争、テロ、民族間・宗教間の紛争
があります。
例えばイスラム原理主義者とアメリカの
対立というのも、
規模こそ大きいものの、
まったく同じ延長線上にあると考えていい。]



と養老孟司さんは書いています。




知りたくないことに
耳をかさないということは、即ち、
<壁>を作っているってことですよね。



例え情報は入って来ても、
脳の中での反応がゼロなので、
出力がない、即ち、
<行動に影響しない>ということです。



規模は違え、このことは
日常のあらゆるシチュエーションで
あてはまりますよね。



とは言え、私に結論などあろうはずは
ありません。


今もって思考中です。


ただ出来るだけ<壁>は
作りたくない。


カルロス・ヴァレラが歌うように
<壁を作る人>には
出来るだけなりたくない。


出来れば、
<ドアを開ける人>に
なりたいです。















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