スーパーボウル、 ヴァレンタインデイも終わり、 アメリカの国民的な2月のイヴェントは おしまいです。
昨日行ったシーダークローゼット ではすでに、 3月の<セントパトリックスデイ> のデコレーションがされていました。
レジで私の後ろにいた女性は、 上の写真の、 緑色のハットとその上の段の プラスチックの花瓶に飾られた、 シャムロックを2つ 持っていました。
自分のお店に飾るためだと話して いました。
☆
アメリカのスリフトショップで 買い物する人は、 大げさに言えば千差万別。
キッチンで使うような、 必要な日常品を探して、 コストの低い衣類を求めて (まあ、やはり衣類が一番多いですが)、
この女性のように、 短期間用のお店のデコレーション、
アンティークショップの バイヤーは、何か値打ちのあるものを、
私などは、パイレックスなどの アメリカのちょっとかわいい、 古いものや、外国の珍しいもの を探して、
人々はやって来ます。
前にもこのブログで書きましたが、 日本のリサイクルショップと違うのは、 こういうお店って ほとんどノンプロフィットで、 商品は寄付、お店のスタッフは 数人のマネジャー以外は、
ヴォランティアで成り立っている ということ。
寄付なので、基本的に何でも 受け取ります。
武器や火薬や化学薬品などは当然 受け取らないし、 もちろん、売り場に出す前の 選択はされるでしょうが、 でも基本<何でも>ある。
ということは何があるかわからない とも言えます。
そこがアメリカのスリフトショップの 面白さです。
Somebody's trash is somebody's treasure
誰かのごみは別の人の宝物
と言われる所以です。
いずれにしろ、私もスリフトショップ で買って、長く使っている キッチン用品もいくつもあります。
わが家にある古いパイレックスは ほとんどがスリフトショップで買ったもの。
アンティークショップで見るもの より、程度のいいものばかりです。
今の日本も、外国人留学生や、
年金のない、あるいは低いお年寄り、
定職につけないなど、
経済的に余裕のある人ばかりでは
ありませんよね。
そんな時に「他人が使ったものだから」
という意識は捨てて、
スリフトショップで安価で、
使えるものを手に入れるって、
なかなかいいアイデアだと思うのですが。
日本ではオンラインガレージセール のようなサイトが人気らしいですが、 人がいて、コミュニケーションがある、 そこがインターネットでの買い物と スリフトショップに足を運ぶことの違いです。
ふらっと寄ったスリフトショップで、 ヴォランティアのお年寄りと 会話をかわす。
お店で見つけた古いものから、 何かおもしろい話をしてくれるかも 知れない。
そういう<場>って すてきだなあと思います。
川上弘美の「古道具 中野商店」 はよく出来たお話ですが、
スリフトショップだって 町に1軒あれば、 きっとそのあたりの町の空気が 変わると思います。
日本にも<スリフトショップ>を!
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