2011年11月13日日曜日

プチュテカで、ナバホは道を失くした


お客様をお連れして久しぶりに
ダウンタウンのスティーヴのお店、プチュテカに
足を運びました。
土曜日だったせいかスティーヴはおらず、
エドというおじさんが店番をしていました。
上の写真のロッキングチェア、
Angerita という木で作られています。
作者はフラッグスタッフローカルで、
山火事で燃え残った木を拾い集めて来て
家具を作っているのですって。
調べてみたら Angerita はアメリカが原産で特に
アリゾナ、ニューメキシコ、テキサスに
多く生えている木なのだそうです。
一見ごつごつしているように見えますが、座って
みると以外を座り心地が良くて、
そしたらさすが、これはもう売れちゃってるんだ、とエド。



この長いすはジャニパーだそうです。


エドがホピハイ(スクール)のスウェットパーカを
着ていたので、それ私のと交換してよ、と
言ってみたら、彼はホピハイで教えていたのだとか。
(このホピハイのTシャツかパーカが欲しいの
ですが、学生か職員しか支給されないので、
私が手に入れられる可能性はゼロ)

その前はナバホの学校で教えていて、
ホピに移ったと言います。
ナバホからホピだよ。
ナバホの学校はどうだった?という私の質問に
「ナバホは lost their way (道を失くしたね)」



彼は33年間軍隊で勤め上げて大佐にまでなり、
除隊してすぐにナバホの学校で働き始めたと
言っていました。
「ホピはまだ自分たちの伝統を守っていたよ。
日本人もそうでしょう?」
そうきかれて一瞬返答に困った私。
確かにそうであると願いたいですが・・・。

もちろん自分たちの伝統を守り、次の世代に
残そうとしているナバホもきっといるには違いありません。
でもエドが学校で見た現実。
「ナバホは道を失くした」という言葉には
日々多くのナバホと接する機会の多い私や
つれあいが目の当たりにする現実を前にして
納得せざるを得ません。
悲しいことですが・・・。

話好きなエドおじさん。
今度またお店を訪ねたら、もっと色々お話ききたいです。
そう、彼も筋金入り VETERAN でした。

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