(@ドイツ・ザルツギッター)地下1千メートル、原発廃棄物の処分場をゆく
(中略)
ユンケルトさん「ここに運び込まれるのは、中低レベルの廃棄物です。100年後には放射線量は当初の5%にまで下がりますが、周辺の地層と同じレベルになるまでには100万年を要すると考えています。高レベル廃棄物の最終処分場についてはまだ候補地が決まっていません」
記者「人里離れたこの場所に放射性廃棄物が埋まっているということを何万年にもわたって、どうやって後世に伝えていくのでしょうか?」
イスリンガーさん「いつの日にか、放射性廃棄物だけ残したまま、人類がこの地上から消え失せていることも想定しなければなりません。新たな氷河期が来るかもしれませんし、大洪水もありえます。そのことも前提にしたうえで対策を検討しなければならないのです」
◇
気の遠くなるよう話に、めまいがするようだ。日本でも、地震や津波を予期できなかった言い訳として「想定外」という言葉が使われたのを思い出す。「人類が消え失せた後も」と言われても、その言葉が責任感の強さを表しているのか、それとも英知の限界を吐露しているのか。疑問はすっきりしないまま帰路についた。
帰り際、建設の反対を訴えるプラカードを2、3枚見かけた。過去には裁判でも争われたが、いずれも原告が敗訴した。一方、地元には協力の見返りとして国から年間70万ユーロ(約9千万円)が支払われている。
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日本は天皇誕生日の祝日が終わり、
クリスマスイヴですね。
アメリカはまだ土曜日の夜ですが、
私は今日は朝、ジムのズンバのクラス
に行った後はずっと家の中。
食べるものは冷蔵庫にいっぱい、
コーヒー用のミルクも4本、
ワインもどっさり。
ワインのお供のチーズ、
ケーキ、スナックも十分足りていて、
来週の半ば、もしくは来週いっぱいは
買い物に出なくても大丈夫でしょう。
だいたいクリスマスの後って
荷物の搬入がとだえたりして
普段通りの品揃えでなくなることが多いので、
クリスマスが終わっても
あまり食材を買いに行きたくないのです、
さて冒頭のこの記事は今日の
朝日新聞からです。
クリスマスに原発の話?
と言わないでくださいね(笑)。
小さい子供もいないし、
jiji と baba だけなので、クリスマスなんて
もう遠い昔のお話なのです。
フィンランドの放射能廃棄物の最終処理場
のドキュメンタリー映画を観たのは
3.11の後日本に帰った時でした。
あの映画のタイトルは
「100,000万年後の安全」でした。
この記事はドイツで作られている、
中低レベルの放射性物質の処理場
についての報告です。
「周辺の地層と同じレベルになるまで
には100万年を要すると考えています」
と話す地質学者。
中低レベルの放射性物質ですら
このとんでもない年数。
ではいったい高レベルのものだと
どうなるのでしょうか。
つい先だって、福井県の
大飯原発1、2号機の廃炉が決まりましたが、
決まったはいいけれど、
いったいこれからどういう計画で
中の放射性物質の処理をしていくのでしょう。
そういったプランは出来ているのか。
原発なんてどう考えてもやっかいな怪物です。
そんなこと言ったら
怪物が怒ってくるかも知れません。
オレたちは少なくても放射性じゃないって。
2022年には全ての原発が
止まるというドイツ。
40基の原発のうち、
運転中7基、廃炉3基、
解体準備中を含めて解体中18基。
(ウィキペディアより)
それにしても、解体された原発からの
廃棄物は相当量になることでしょう。
ドイツだって課題は山積みです。
廃炉を決めても、ではいったい日本では
どんな計画が
進められているのか。
原子力、原発、放射能についての専門知識
のある学者、研究者、技術者、
そして経済学者、政治家、
あらゆる叡智を持ってして、
日本の土壌を、
日本の未来を、
未来の子供たちを
放射能から守ってほしい、と切に願います。
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