1973年、赤ちゃんだった人、子供だった人、
学生だった人、
まだ生まれてない人も、
こんな時代がありました。
ちなみに私は大学に入ったばかり。
でもひたすらアメリカを向いていた私は
ボブ・ディランやEagles は聴いても、
井上陽水は知ってはいても
レコードを買って聴くことはなかった。
今このドキュメンタリーを観てみると、
井上陽水って、この当時すでに
すごい詞を書いているんですね。
中沢新一が指摘するとおり、
「人を傷つけたいな
誰か傷つけたいな」
なんて、まさに今の時代を生きる多くの人
が感じたり、抱いたりする心の闇です。
でも今の時代に生きる若者を含める人々
の中には、
実際に傷つけて、殺してしまう
人もいるわけです。
「だけど出来ない理由はやっぱりただ
自分がこわいだけなんだな」
と当時の陽水は歌いましたが、
今の時代、実際に行動にうつしてしまう
人たちの心には、
そんなことをする自分がこわい
という感情もわかないのでしょうね。
「氷の世界」の中のどの曲も
今聴いてもメロディもユニーク、
そして何と言って詞がすごいですよね。
私は「帰れない二人」が好きです。
この詞はとにかく素晴らしいです。
どうやってこういうフレーズが出て
きたのか。
今は忌野清志郎との共作ですが、
私は清志郎の歌う
「帰れない二人」が好きです。
長〜いドキュメンタリーですが、
時間を潰さないといけない時、
観てみてください。
1973年を生きていた人も、
そうじゃなかった人も。
0 件のコメント:
コメントを投稿