2015年5月22日金曜日

ビーツの煮物、悪くないです










先月ロサンジェルスに行った時に、
えとこさんのお宅に、友人のSちゃんが作って
持って来てくれた根菜の煮物。

ロスのとあるちょっとユニークな
日本レストランのレシピだそうですが、
何よりもビーツの煮物が絶品でした。

それで私も作ってみました。
2日がかりで。

というのも、Sちゃんに作り方をよくよく
聞いてみると、ビーツを蒸すか下茹で
しておいてから、お出汁で煮るという
手順がわかり、それでまずは
金だわしで洗ったビーツを串が通るくらい
になるまで、蒸しました。

それを他の根菜とは別のお鍋で炊きました。

なぜって、お出汁はレッドビーツから出る、
鮮やかな赤紫色に染まってしまうからです。



今回はレッドビーツが少なかったのですが、
それでもお出汁はレッドビーツの色に。

写真で丸っこいのは、オレンジ色の
ゴールデンビーツです。

意外とこちらの方が香りが残っていて、
レッドビーツの方がニュートラルなお味
に仕上がりました。




とても<和風>料理に合うとは
想像出来ないビーツが、
すっかり和テイストです。

しかも大嫌いだったビーツが、
こうしていただくと美味に感じるから
不思議です。


でも大嫌いだったビーツが好き
になって来たのは、えとこさんの、
ゴールデンビーツのサラダ(マリネ?)
を教えてもらって、作るようになってからです。


今や朝のスムージー、マリネ、
そしてSちゃんに教えてもらった今回の煮物
と、わが家ではビーツ、大活躍です。











こちらは定番ごぼうと人参を煮ました。


食卓で供する時はいっしょに
いただきますが。



こうなるとあとはケールだなあ。

これを何とか美味しく料理することは
出来ないものでしょうか。


アメリカ人の<野菜を食べる>は
(ほぼ)イコール、サラダ=生野菜
を食べるってこと。

でも日本には野菜の様々な料理法があり、
葉物も根菜も、茎だって芽だって、
それぞれのお料理の仕方、献立があり、
季節に応じて、
それぞれを美味しくいだけますよね。

それは和食の伝統であり、
守って行かなくてはいけない文化です。


野菜とそれを育む大地に感謝です。



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