2015年4月26日日曜日

ロサンジェルスへ その4)あ〜Alabama Shakes!怒涛の火曜日、いろんな人に助けられ、村上春樹はやっぱり世界のハルキだ











ロサンジェルスに住んでいた時、
アメーバにはたまに来てはいましたが、
それでも
なかなかハリウッドって
来ることはありませんでした。


でもさすがにハリウッドにある
アメーバでは、
ミュージシャンのサイン会や、ミニライヴ、
作家のサイン会がしょっちゅう
催されているのですね。


写真の左側の黄色のお知らせは、
作家によるサイン会。


トップはスティーヴン・キングです。















火曜日の朝。


トーランスに行っていたら
渋滞に巻き込まれて
とても間に合わないと判断した私たち。


この日のトーランス行きは諦めて
友人宅から直接、
ハリウッドに行きました。


10時頃にアメーバに到着。

待っている人は女性一人。


良かった!


そのうちぱらぱらと人が
並び始めました。










アメーバの前で並ぶお客さんの中に
ハードカヴァーの本を読む女性。


私の後ろにいる家人がほら、
とあごで合図。


読んでいたのは、
村上春樹の「色彩を持たない‥‥」でした。


聞けば彼女はオーストラリア人で、
シドニーで
Alabama Shakesのコンサートに行っていて、
今回はLAに住むボーイフレンドに会いに
やって来て、このイヴェントを知ったのだと。


「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
が好きで、
「ダンスダンスダンス」も好きだと
いう、イヴァさん。


これ、読んだ?
どうだった?


私は全然好きではなかったのですが(苦笑)、
今読み始めた人に、
あまりネガティヴなことは言えないので
良かったわよ、と。


それにしても、やっぱり
世界のムラカミ、ですよね。


オーストラリア人と
村上春樹の本の話題で会話が出来る。


人種もカルチャーも違っても、
村上春樹の小説を通して、
ある種の<共鳴し合う感情>を
持ち合えるという喜び。


何だかんだ言って、
そんな日本の作家、いない。


こんなところで世界のハルキを
実感!!!







今回のロス行きで、
私が持っていた連絡及びインターネット
のツールは、ガラケー携帯とiPod。


友人のアパートではWiFiがつながるので、
メールは読むことが出来ましたが、
外へ出たら、
フリーWiFiがある場所以外では、
何の役にも立たない。


そしてJedがくれたガラケー携帯、
ホピの友人のリサ曰く、
スマートフォンではなくて
dumb(おバカ)フォンです。


火曜日は元々、前もって応募して
ゲットしていた、
深夜のトークショウ番組のゲスト
で出演するAlabama Shakesの
ミニライヴに行くことになっていましたが、
当日メールが来て、
私たちの順番がアップグレードされたので、
サインインしてプリントアウトしたものを
レジスター用に持って来てくださいと。


アメーバで、当日発売のCDかレコード
を買った人のうちの先着100名も、
このライヴに入れる資格が出来たので、
先にチケットをゲットしていた私たちは、
アップグレードされた
ということだったのでしょう。


自分の家なら出来ますが、
iPodだけで一体
どうやってプリントアウト出来るのか、
と考えて、8時オープンだった
ステイプルズを見つけて飛び込みました。


事情を話したら、じゃああなたのメールを
ここの(お店の)アドレスに送って、
そしたらそれをプリントアウトするから、
と言ってくれたのは良かったのですが、
ここから私のGmailがおかしくなりました。


メールも送れないし、

この日のライヴを管轄するサイトに、
いくらやってもログインが出来ないのです。


アメーバでレコードとCD
を買った100人以内の人は
この日のコンサートにも入れる資格
があったのですが、
せっかくアップグレード出来るのに‥‥。

しかもそのメールを
プリントアウトして持って行かないと

だめだと。
あせったし、何度も何度もGmailと
そのサイトへのログインをトライ、
でもだめでした。


一旦あきらめてステイプルズを出て、
アメーバで並び、その後、再び来て、
またしばらくあれこれやってみて、
何とか成功して、
プリントアウトも出来ました。


最初から手伝ってくれたアリアナさん。


プリントアウトが出来たので、
料金を支払おうと、いくらですか?
って聞いたら、
そんなのはいいのよ、
あなた大変だったじゃない、と‥‥。


代金云々よりも、
そんなことを言ってくれた、彼女の
心意気がうれしいじゃないですか。


私は即、店長さんを呼んでもらって、
アリアナさんがしてくれたことを報告。


だってそれ以外に私に
出来ることはないですもの。


お店の奥から出て来た店長さんが
また、日系人の男性だったのですよね。


名前はスティーヴさん。


中学校の時に両親とアメリカに来て、
日本語はブロークンです、
と英語でおっしゃっていました。


アリアナさん、見ず知らずの私に、
忍耐強くヘルプしてくださって、
本当にありがとうございました!


ハリウッドのど真ん中で途方にくれた
行き場のない私に手を差し伸べてくれた
アリアナ(・グランデじゃないけど<笑>)さん、
本当にありがとうございました。



アメーバのジョナサンさんも、
ステイプルズのアリアナさんも、
アリゾナから来た田舎者(笑)に
下さった、気遣いと親切。


有り難かったです!



こんな都会のど真ん中でも
人の温もりと暖かさを実感出来た1日でした。



さあそして、この日のライヴです。





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