2014年2月25日火曜日

三日月を見て、月の輪グマに思いを馳せる、ぼくは熊のままでいたかった








朝6時半の(欠けて行く)三日月。

窓ガラス越し、片手、でしか撮れなくて、
何枚か撮りましたが、
結局この写真が一番、今朝の月の形を
再現しているので、こんなヘンな写真ですが
アップします。

何とも言えず、きれいな形でしょう?


「福島市の山林にクマ密集地‥‥」
というニュースが読売新聞に載っていました。


ツキノワグマを多分実際には見たことが

ないと思いますが、もしかしたら、
幼い頃に動物園で見ていたかも。


<熊>を身近に(と言うのもヘンですが)感じる
ようになったのは、アラスカに住んでからです。


今になって思えば、(料金は高かったけど)
カトマイのツアーに行っときゃ良かった、
なんて後悔しておりますが‥‥。



デナリ公園で見た金時豆ほどのグリスリーか、
アンカレッジの動物園で見た、
これまたおっきい(いえ、グリスリーは
ほんとにデカいのですが)グリスリーしか
見たことはない私ですが、
グリスリー、ブラックベアーともに、
私はアラスカで熊に魅せられました。


しかもアリゾナに引っ越して、
ホピの人たちとの交流が始まり、
ホピの中に占める<ベアー>の重要な位置を
知り、ますます興味がそそられてしまいました。


<熊>から目が離せず、
特に(自然環境が破壊され続ける)日本での
熊に関するニュースは
見つけたら、すぐに読むようになりました。

えさがなくて、里に下りて来た熊が人を襲い、

殺されたというニュースには、
いつも何とかならないものかと、
やるせない思いを感じていました。



そして今日の読売新聞のニュース。


福島県の西南部に生息するクマが
増えているらしいという。

このニュースで取り上げられている地区は
福島西南部。

直線で真東にはあの原発。


それでね、ふっと思ったんです。
熊たちは何を感じているんだろうって。


もうすぐ3年がたつ、東北の地震と原発事故。


熊たちは、風のにおい、山で得る食べ物、
土の感触に、3年前との
違いを感じているのでしょうか。

もちろん、感じていると思います。



放射能に汚染された自然界の<えさ>を
食べ続ける彼らにこれから、
何が起こるのか。





「ぼくは熊のままでいたかった」

すばらしい絵本です。

絵本ですが、大人のための絵本
と言えるかも知れません。


<原発>は出て来ませんが、
開発とは何か、
考えさせられる物語です。



















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