この本には3篇の小説が収められていて、
1つ目が<水滴>、
2つ目が<風音>です。
この「風音」がまたすごかったのです。
「水滴」もそうでしたが、沖縄を単に被害者とだけ表現して
いないところに私はきっと感動したのではないかとさえ
思いました。
歴史の本には載らない、戦争を体験した生身の人間の・・・
などと私が書くまでもないし、書く必要もないでしょう。
これは映画化できる!
主人公清吉の若い頃の役にはアラタ、K役には松田翔太がいいな。
(ちょっと歳が離れてるけど)
テレビ局から来た藤井役には少し老けてもらって堤真一。
でどうでしょうか。
では現在の清吉はだれがいいかなぁ。
☆
話は変わりますが、仕事場にもネイティヴのヴェテラン(退役軍人)
たちが買い物に来ます。
息子も IN SERVICE(軍隊) という人もいて、息子は今オキナワにいる
とか言う人もいます。
私は沖縄戦のことも全く詳しくは知りませんが、こういう物語こそ
英訳してアメリカで出版して欲しいです。
たまたまYOUTUBEで2006年ミスユニバース世界大会で
2位に輝いた知花くららさんが、テレビで、
自分のおじいちゃんが初めて明かした自決の体験をリポート
しているのを見て、沖縄戦の壮絶さととむごさを
ひしひしと感じました。
沖縄はもちろん、広島、長崎、東京、大阪、日本中で消えつつある
戦争の話を残さなければ、とつくづく思います。
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