2013年2月7日木曜日

先祖がどうした、南果歩のルーツをたどったNHK

挑戦的なタイトルですねぇ(笑)。
 
 
日本にいるNHK大好き人間の母からのメール。
 
南果歩の先祖のルーツをたどった番組を見た。
スタジオの南果歩が泣いていた、みたいな内容。
 
 
彼女が在日なのはデヴューしたての頃から
知っていましたが、それをずっとおおっぴらにはして
なかったんですよね。
彼女がデヴューした映画「伽耶子のために」
の原作は李恢成、主人公は在日2世の学生。
そんな映画の準主役に抜擢されたことも
何だか皮肉な運命?ですが。
 
この映画が公開になったのは1984年。
今と違って、在日が本名を名乗ることすらなかなか
出来なかった時代です。
 
 
お父さんが日本人だったことは知りませんでしたし、
市立尼崎高校出身とばかり思っていたら、
短大に進んでいたのですね。
(ウィキより)
 
ロサンジェルスに住んでいた時、
当時LAに住んでいた南果歩をウェストLAのニジヤ
で見かけたことがあります。
帽子を深めにかぶって、きれいにお化粧して
色がとても白かった印象があります。
すごく目立たぬように、ひっそりと買い物を
していました。
 
 
子供さんが朝日学園に通っていて、
そのバザーで、売っていたおそうざいをたくさん
買ってたって、という情報も当時友人から
入って来ました。
つつましい感じみたいよ、というのが彼女が
聞いてきた印象でした。
 
 
2007年には母親が韓国人だと公表していたのですね。
 
☆☆
 
それはともかく。
 
韓国人(中国人も?)はともすれば先祖に
こだわりませんか?
やはり儒教のせいでしょうか。
 
ご先祖さまを大切にするのは悪いことではないのでしょうが、
在日(韓国人)の人でもわが祖先はこんな
立派な出だとか言うというか、自慢するというか、
そういう人が多いように感じるは私だけかな。
 
南果歩のご先祖が韓国の貴族階級で、
そのまた先は中国の云々・・・。
 
先祖がどうした、どっこい。
ってどこまで辿ったら<先祖>って
規定されるのでしょう。
それこそ天皇家ならどこまでも辿れそうじゃないですか。
 
日本での彼女の祖父の時代の苦労はすさまじいもの
だったと想像しますし、
南果歩が在日だと知るクラスメートから
チョーセン人、といじめられたことも
あったかも知れません。

実際私が大学4年の時に教育実習で行った
中学校で、最後に私に手紙をくれた女子生徒は
15歳(当時は)になって外(国人)登(録)証
を作る際に初めて親から自分が日本人でないこと
を告げられて、自分とクラスメート、親友だと思っていた
女の子との乗り越えられない壁があるとわかった
のだと書いてありました。

☆☆☆

 
 もちろんご先祖さまあっての私たちなのですが、
辿れば人類の始まりにみんな行き着くでしょうし、
辿ってわかった時点の先祖の身分や
職業はその時点のものであり、
その時両班であろうが<水呑み百庄>であろうが、
馬引きであろうが、下駄職人であろうが、
ご先祖さまはたとえ
どんな人たちであっても、
ここまで自分の存在をつなげてくれたと言うだけで
偉大なのだと私は思うんですけれどね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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