2013年2月5日火曜日

教師と権威、体罰を生む土壌

少し前に川上弘美さんのエッセイから
彼女が教師時代も職員室が苦手で
いつも<理科準備室>にいたというようなことを
書きました。

タイトルは「エレキな春」 
 
エッセイを読み進んだらまたまた彼女の
一面を知る文章がありました。
タイトルは「金魚のC子」。
 
《以上は川上弘美エッセイ集<ゆっくりさよならを
となえる>から》。
 
 
マリ子さんと私は、女子ばかりの中学校の
同僚だった。マリ子さんは有能な教師、
私は無能な教師という差はあったが、
 二人とも教師というものの持つ
ある種の権威を苦手としていた。
 
これなんです。
私もそうだった。
あの「私たちはエライんだぞ」みたいな
雰囲気。
 
 
アラスカでガイドをしていた時、一番やっかいな
グループが教師、医者、弁護士、公務員
などとささやかれていました。
 
悪く言えば<権威>をかさに、わがままを言う
人たちがこのグループ。
しかも自覚がない・・・。
 
もちろんこれは相対論ですが。
 
一部(であると信じたい)の<権威>
を身にまとっていると勘違いする教師。
これが体罰を生む土壌なのです。
 
川上弘美やその同僚のC子さんみたいに
<権威>が苦手くらいの人が、
おそらく生徒と同じ地点で向き合うことが出来て、
教師には向いているのではないか
と個人的には思うのですが・・・。
 
 

とにかく私は男、女、若い、歳取ってるに
関わらず<エラそうにする人>が大嫌い。

英語ではBOSSYとなるでしょうか。

実るほど頭を垂れる稲穂かなですよね。


 
 
 
 
 
 
 
 


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