私のボスたち・・・仕事場のグッドウィルで

あわてて撮ったので写真がぶれていますが、
彼がアシスタントマネジャーNo.2のジム。
ジムの本当のファーストネームはジェイムズですが、
グッドウィルにはジェイムズが3人いるので
彼はジムと呼ばれています。

最初はちょっとちゃらんぽらんで（ごめん！ジム）、
遊び人風、あまり仕事熱心ではなさそう
に見えたジムですが、
今では多分、一番気の合うマネジャーかも。

今私が働くグッドウィルにはシニアマネジャーと
呼ばれる一番トップのマネジャー。
これが最初に私を採用してくれた、
例のゲイのウィリアム。

アシスタントマネジャーのNo.1が、
私の面接をしてくれたギリシア系のジョシュ。
一番新しくアシスタントマネジャーになった
No.2がジムと言うわけです。

マネジャークラスは通称＜赤シャツ＞。
ポロシャツの色が我々の青とは違って
赤色なのです。

ジムの見方？が変わったのは
ある時、仕事がオフでグッドウィルに買い物に来て、
レジに並んでいた彼を見てからなんです。
その時の彼の私服が何とも言えず
カッコ良かったんですよね。
こげ茶のAラインとでも言えばいいのか、
ひざ丈くらいのウールのコート。
彼は意識してなかったみたいですが、モッズです。

えぇ～、この人おっしゃれ～って・・・。
私服の話をすれば、シニアマネジャーの
ウィリアムもおしゃれなんです。
休みの日でも現れる彼は
グッドウィルで買った古着でコーディネートしてる
のでしょうが、これがカッコいいのです。

で、ジムの話に戻りますが、その彼の私服を見て、
カッコ良かったよと彼に話したら、
ジム、すごく喜んで、それから洋服の話とか
するようになったのです。

彼は他のマネジャーと違って何でも話しやすいって
言えばいいのでしょうか。


例えばウィリアムは仕事熱心過ぎて、
いえそれはそれですごくいいことで、
彼がいると場が締まることは確かなんです。

でもあまりよけいな話は出来ない・・・。

例えば昨日はペイデー（お給料日）で
ジムがみんなにペイチェックを渡して回っていた
のですが、彼にならききやすいと思って
質問していい？とたずねました。

ここのタイムカードはデジタルでしょ？
それなら自分で記録しておかなくても大丈夫よね？
彼の答え。
正直に言うと、一応チェックしておいた方がいいよ。
最低でも普段の額を頭に入れておいて、
それと比べるくらいはした方がいい。

ね、ちゃんと正直に言ってくれるところがいいでしょう？

まあもちろん他のマネジャーにきいても
同じ答えが返って来たかも知れませんが。


今日は前からききたかったこと。
GOODWILL RADIO について、ジムにききました。

お店の中はいつも音楽が流れていますが、
それはラジオ局のが流れていたり、
GOODWILL RADIO と言うちょっとわけの
わからない放送が流れることも多いです。

GOODWILL RADIO では音楽の合間に
と言うよりもしかしたら、
アナウンスの合間に音楽が流れていると
言ってもいいかも知れないくらい、
繰り返し、同じメッセージが流されます。
グッドウィルがどれだけコミュニティに貢献しているか、とか。

私が大嫌いなのは、
毎週タグの色を変えての25％オフのセールに
ついてのメッセージ。
今週は○色のタグのものが
それでなくても途方もなく安い値段（って元は
ただでしょう）のところにプラス25％オフ。
急いで！
他の誰かが持って行かないうちに！


で、私の質問。
ジム、GOODWILL RADIO って一体何なの？
ほら今どきどこでもやってるでしょう？インターネットなんだよ。
そう言えば私たちが行くジムでもラジオかなと思ったら、ジムのCMが流れて来て、なるほど、ただラジオを流しているわけでは
ないんだとわかります。
（著作権の問題もあるのでしょう）
そして次に彼の口から出た言葉。

洗脳なんだよね。
そう、彼はブレインウォッシュって言ったんです。


実は私もそうだと感じていました。テレビや映画でのサブミナル効果
ではありませんが、あのメッセージの繰り返しは確かに人の
潜在意識に叩き込まれます。

急がないと！
他の誰かが掘り出しものをさっさと
買ってしまわないうちに！
そう吹き込まれ続けたら、人間の心理、
さあ何かいいもの、早く見つけなきゃ、
どこかに何かいいものが、きっとある！
私が探して買うんだ、って思いに駆られるでしょう。

だからグッドウィルで何時間も過ごすお客さん
も少なくないのです。

考えてみたら、ある意味、恐ろしい・・・。
私だって自信はありませんよ。