酔っ払ったアレリック

今日お店に来たアレリック。

いつもより声が大きいし、おしゃべりだなと

思ったら、かなりお酒が入ってるみたい。

大きな声で冗談を飛ばすので、

お店の従業員も大笑い。

アレリックはとてもいい人で、お店では好かれています。

彼の応対をするナバホのおばさん従業員も

気長に相手をしていました。

私が（前にもこういうことがありましたが）

お酒あまり飲まないで、と言うと

ホーム（ホピ）では飲めないんだから、と。

ホピのシャトルで家に帰るんだと言っていたのに

持って来たスクラップの処置に時間がかかり、

シルヴァーを買った頃にはバスの時間は

過ぎていました。

レジを済ませたアレリックがクォコイと
ホピの男性言葉でありがとうと言っているのに

ナバホは隣合って住む同じネイティヴであるホピの

日常語も知らないのか、何それ？

そしてアヒャッハーとナバホ語で（ありがとうと）

返していました。

それでもその彼女があ、彼、おしりのポケットに

紙袋に入ったシルヴァー突っ込んでたけど、
ポケットから見えていたと言うので

私はあわてて彼が歩いて行った方向へ

走って追いかけて、
シルヴァーを、着ていたパーカの

前のポケットに入れた方がいいと言ってあげました。

シャトルは行ってしまったと言うので、

私がナバホのトランジットバスは？ときいたら

お店ではあんなに陽気だった彼、

いきなり正気に戻ったみたいに、

吐き捨てるように、4文字言葉で

クソったれナバホ・・・！と。

いつもはやさしい彼のいつになく

強いその言葉にちょっとショックを受けた私ですが、

さもありなんとも・・・。

普段の正直な気持ちが出たのかも知れません。

アレリック、無事に何とか家に戻れたのかしら・・・。

お酒、飲んじゃだめだよ。