2019年4月3日水曜日

イアン・マキューアン「アムステルダム」








カズオ・イシグロ以外イギリスの現代作家
の作品は読んだことがありません。


イアン・マキューアンは「セメントガーデン」
を知ってはいましたが読んだことはなく、
名前しか知らない作家でした。


レイモンド・カーヴァー、ポール・オースター、
ジョン・アーヴィングなど、
アメリカの現代作家は好きなのでけっこう
読んでいますが、
ブックオフで買い募った翻訳本の中で、
まだ読んでいないのがこの1冊でした。










読み始めたら養老孟司さんの言葉通り、
あっと言う間に読み終わっていました。


イアン・マキューアンもまさに
日本で言うところの団塊の世代。




老いが迫って来ようとする中年男性の
愛と欲と成功への執着を
ミステリー小説とも言える終結に向けて
描かれる物語。


残りのページ数が少なくなって来るころに、
タイトルの「アムステルダム」の意味が
わかって来ます。


これは面白かった!


とにかくわかりやすいです(笑)。





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