2019年4月8日月曜日

ホピへ 8)やっとの宴



今回、ホピのBaby Naming Ceremonyに参加して
感じたこと。

それは完全なるホスピタリティです。


昨日は夕方からパイをいくつ焼いたことでしょう。

そこに加えて、赤ちゃんの母親側の親戚たちが
次々と手作りの焼き菓子を持って来ました。


それは全て、父親側のファミリー、親戚
への「お土産」なのです。


室内でのセレモニーが終わると、
母親が赤ちゃんを抱いて外に出て、
二人で昇って来たばかりの朝日を浴びます。


母親と赤ちゃんは20日間太陽の光を浴びず、
21日目のこのセレモニーで初めて
外に出て太陽の下に出ることがかないます。








昨日、羊を殺した日も、
朝早くから集まって来た父親側の女性たち
の仕事がひと段落ついたら、
私たちは彼女たちに朝食をサーヴ。


30人近い人数に食事を用意するのです。


その後も作業は続き、
ランチも出しました。


大きなボウルに入れたシチューやサラダ
を何人かに1つづつになるように、
テーブルに運び、
飲み物を聞き、
さながらレストランのサーヴァーです。


イヴェットも含め、母親側の女たちも
私も、相手側に行き届いたサーヴィスをする
のに一生懸命です。



今朝はセレモニーの後、
まず父親側のファミリー、親戚の女性たち
に朝食を出し、
彼女たちが引き上げる際には
ブルーコーンの粉(これは母親側が相手側に
持たせる決まりになっているのだそうです)、
あとは金曜日に焼いたパン、
昨日焼いたパイ、
親戚が持ち寄ったケーキやクッキーなど
30人ほどの女性たち一人一人に
お土産として持たせます。








父親側の親戚一同が帰って、やっと私たち、
赤ちゃんの母親側の親戚が集まって食事です。







シチューは昨日捌いた羊の肉
とホワイトコーン(ホーミー)のシチュー、
ヌックイヴィキ。






イヴェットが自分の畑で採れたブルーコーン
を乾かして、(おそらく)実を1つ1つ外して、
手で挽いたブルーコーンフラワー。


赤ちゃんの父親側へのお土産用に
プラスチックのコンテイナー
に入れたものがジェラルドの工房兼ショップ
の床にたくさん置かれていました。


イヴェットが、帰る際に私にも
持たせてくれました。







何十人分もの食事、お土産用のパン焼き、
パイ焼き、お料理、
そして洗い物、片付け、
長女のセリーン、自分の姉妹を含め、
自分側の女衆の中心になって働いたイヴェット。


本当に本当にお疲れさまでした。


Baby Naming Ceremonyのことは聞いて
知ってはいましたが、
こんなに大きな、
そして大変なイヴェントだったとは
今回参加するまで想像もしていませんでした。


招待してくれたジェラルドに感謝。


そして仲間として一緒に手伝わせてくれた、
イヴェットや彼女の親戚の女性たちにも
感謝です。


何年かぶりにホピで過ごした2日半は、
心洗われる時間でした。


Asquali!!!



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