土曜日は朝9時過ぎから、 ジェラルドの奥さんのイヴェットの実家で パン焼きの準備が始まりました。 ホピの女性たちはセレモニーの前には 必ずパンを焼きます。 それもたくさん! セレモニーの食事で供したり、お土産に渡したり。 |
Baby Naming Ceremonyの赤ちゃんの母親 の母であるイヴェットが中心となり、 彼女の姉妹、母親、叔母さんや姪っ子など 女衆が集まりました。 毎回外のパン焼き釜に 枯れ枝を放り込み、火をつけて火を起こし、 まず釜の中の温度を上げます。 |
火っていいですよね。 ホピも外の気温は低く、 釜のそばで燃える火を見ていると 体も心も温まります。 |
火の勢いはやがて落ち、燃え尽きて 灰と細かい消し炭になった頃、 中のものをかき出して、 釜の中をきれいにします。 |
平たくしたドウを半分に折ったものに ナイフで何箇所か切れ目を入れたのや、 色々な形のドウを型に入れたものを、 1度に40個近く釜に入れて焼きます。 |
ドウが入った型を奥から順番に 古いオールを使って並べて行きます。 1回に焼くのは40個近いです。 |
釜の入り口付近まで並べたら、 ぬれた布をかけた金属の板で蓋をして、 蓋が開かないように棒で支えて、 一旦家に戻ります。 |
だいたい30分くらいで焼き上がります。 |
最後のパンが焼きあがったのは夜の9時。 丸1日かけて、500個近いパンを焼きました。 最後のパンが焼き上がって、 隣りの家の男性が持って来たバターをつけて まだほかほかのパンを食する時の幸せ! みんなよく働きました。 |
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