2019年4月6日土曜日

ホピへ 3)パンを焼く








土曜日は朝9時過ぎから、
ジェラルドの奥さんのイヴェットの実家で
パン焼きの準備が始まりました。


ホピの女性たちはセレモニーの前には
必ずパンを焼きます。

それもたくさん!


セレモニーの食事で供したり、お土産に渡したり。










Baby Naming Ceremonyの赤ちゃんの母親
の母であるイヴェットが中心となり、
彼女の姉妹、母親、叔母さんや姪っ子など
女衆が集まりました。


毎回外のパン焼き釜に
枯れ枝を放り込み、火をつけて火を起こし、
まず釜の中の温度を上げます。










火っていいですよね。

ホピも外の気温は低く、
釜のそばで燃える火を見ていると
体も心も温まります。









火の勢いはやがて落ち、燃え尽きて
灰と細かい消し炭になった頃、
中のものをかき出して、
釜の中をきれいにします。







平たくしたドウを半分に折ったものに
ナイフで何箇所か切れ目を入れたのや、
色々な形のドウを型に入れたものを、
1度に40個近く釜に入れて焼きます。





ドウが入った型を奥から順番に
古いオールを使って並べて行きます。


1回に焼くのは40個近いです。








釜の入り口付近まで並べたら、
ぬれた布をかけた金属の板で蓋をして、
蓋が開かないように棒で支えて、
一旦家に戻ります。








だいたい30分くらいで焼き上がります。












最後のパンが焼きあがったのは夜の9時。


丸1日かけて、500個近いパンを焼きました。


最後のパンが焼き上がって、
隣りの家の男性が持って来たバターをつけて
まだほかほかのパンを食する時の幸せ!



みんなよく働きました。

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